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日苗side
全身の痛みで目が覚めたら知らない天井だった。
病院でもなくただのホテルの一室のような場所でボーッと自分が置かれていた状況を整理していた。
ターゲットに捕まって銃弾で撃たれまくって、咄嗟の閃光弾で逃げてきて……。
A「もろふしさん…」
そうだ私諸伏さんに助けて貰ったんだ。
辺りを見回しても諸伏さんの姿はない。私の見た都合のいい夢かもしれないな。
もしも夢だとしたら私は無意識にグランに屈服したんだろう。これからきっと尋問があるからどうにかして逃げ出さないと…。
A「いてててて…」
一度気が抜けるとこんなにも痛いんだな。アドレナリンって凄いと思う。自販機で売ってたら毎日欲しい。
拳銃は…なさそうね。
何か鋭利なものはない………か、!!!?
??「Aが、起きた…っ」
急にバックハグをされて硬着する私。敵かと一瞬思ったが
この声……やっぱり。
A「諸伏さん?」
諸伏「すごく心配した」
…ちょっと待てよ?私。
心地のいい声だが安心仕切るわけにはいかない。
何も状況が掴めていないからだ。
目が覚めたらホテルの一室でほぼ自分は丸腰で、手に入れた鋭利なものは備え付けのボールペンだ。
そして背後から捕まえられている、これがもし敵だったら最悪の状況。
A「すみません」
どちら様ですか?
その瞬間ピクっと背後が反応した。
A「私の知り合いは韓国には来ないはずなの」
私の端末から得たのか?
思いっきり相手の手にボールペンを当てる。その一瞬で距離をとりつつ相手の顔を確認、
顔が諸伏さん…だ。
切れ長の目からボタボタと涙が落ちてきて心配な眼差しを向けてくる。
A「まだよ、変装かどうか確認させてちょうだい!」
降谷「これ以上よしてくれないか!A!!」
後ろの扉から現れたのは降谷さんだった。
混乱する私。本当に本物なの?
降谷「ったく、無理して2年ちょいも潜伏するからだ!」
諸伏「オレらは何もしないよ、確認してみてくれ」
それで疑いが晴れるならと止まらない涙を拭うこともせず諸伏さんは両手を上げた。
本物だった。
A「どうして場所がわかったの?」
降谷「景が単独で突き止めたのさ」
その話は後だ、早急に景を何とかしてくれ。
色んな感情がが混ざって苦しそうな呼吸音と今にもどうかなりそうな諸伏さん。
降谷さんはリンゴ食べてていいから頼んだぞ。とテーブルに可愛いうさぎになったリンゴを置いて部屋を出ていった。
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kne.hrknt (ハル)(プロフ) - ねむさん» コメントありがとうございます!初作品のため、シリーズ全て苗字の設定はしていません💦お名前だけとなっています。今後別の作品では様々な設定をチャレンジする予定ですので今作品はご了承くださいませ。 (2022年9月10日 5時) (レス) @page2 id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - どうやったら苗字を変えられますか…?夢小説の醍醐味は自分の名前にして読めることなので! (2022年9月10日 5時) (レス) id: b95582035d (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 29話にも同じ誤字があります。 (2022年6月29日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 24話、RAMじゃなくて、RUMです。 (2022年6月29日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
ねぎま(プロフ) - あひる子さん» コメントありがとうございます!嬉しいです!私もヒロが好きです!欲張りなせいで方向性迷子ですがこれからも宇宙のような広い心でよろしくお願い致します! (2022年5月15日 18時) (レス) id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kne.hrknt(ハル) | 作成日時:2022年5月2日 11時