23 ページ24
翌朝。
身体に染み付いた体内時計で決まった時間に目が覚めると隣に居たはずの松田さんはもう居なかった。
…上で物音がするな。
降谷さん起きたかな、諸伏さん大丈夫だろうか。
目を擦りながら花屋に鍵かけて部屋に向かう。
松田「零!もうちょい綺麗にリンゴ切れないのかよ!」
降谷「うるさいな、こっちは怪我してんだ…っていうかお前が切れよ!」
松田「はあ!?昨日あんだけ看病されといて、俺は疲れてんの!」
降谷「おい!そのすったリンゴは景のだ!仕事を増やすな」
諸伏「ふ、2人ともご近所迷惑だよ…」
あ、朝から騒がしい………!!!!
いや元気かよ。松田さんはともかく降谷さんと諸伏さん。
安心したけど回復するの早すぎる。
降谷「おはよう、A。台所借りてるよ」
A「え?ええ…」
降谷「松田!彼女のご飯をテーブルに置いてくれ!」
松田「こき使いやがってよぉ、俺今朝景のゲロ布洗濯したじゃん」
追加料金払えー!と騒ぐ松田さん。それでもブツブツ言いながら立ち上がると私の目の前に来てぼそり
松田「はよA」
A「おはよう…」
諸伏さんの方を見ると松田さんがゲロ布とか言うから申し訳ないとかなり落ち込んでいる。親友のために身体張ったのに…。
A「具合はどうですか?」
諸伏「君に汚いことさせてしまったね…すまない」
松田「え、俺には?俺にはねーの?」
押さえつけてる時の嗚咽聞かされたんだけど…、と言い方が失礼。ありがとうって言って欲しいんだろうが。
諸伏「オレ、ここに来たのあまり覚えてなかったけど零と松田から聞いたよ。助けてくれてありがとう日苗さん」
松田「手当てしてもらったの2回目らしいじゃねーか」
諸伏「…うん」
松田「無理するなよな!黙っといてやるけどよぉ」
で、俺にお礼は?景クン?
そっとしておいてあげてよ…。
降谷「これでも学生時代と比べたらだいぶ大人になったんだよ、許してくれ」
松田さんが反論しようとした時に電話が鳴った。
松田「はよ、萩。どうした?……ああ、Aん家。いや1人じゃねぇ零と景がいる。それはいいとして……了解今向かう」
諸伏「萩から?」
松田「おう、爆破予告があったらしいから向かうわ」
ごちそーさま!と上着を着て松田さん出ていった。
諸伏「静かになったね」
降谷さんが作ってくれた朝食を食べながらたまにはこういう騒がしいのも良いかもと思った。
降谷「…松田が居なくなった、情報交換をしよう」
682人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kne.hrknt (ハル)(プロフ) - ねむさん» コメントありがとうございます!初作品のため、シリーズ全て苗字の設定はしていません💦お名前だけとなっています。今後別の作品では様々な設定をチャレンジする予定ですので今作品はご了承くださいませ。 (2022年9月10日 5時) (レス) @page2 id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - どうやったら苗字を変えられますか…?夢小説の醍醐味は自分の名前にして読めることなので! (2022年9月10日 5時) (レス) id: b95582035d (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 29話にも同じ誤字があります。 (2022年6月29日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 24話、RAMじゃなくて、RUMです。 (2022年6月29日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
ねぎま(プロフ) - あひる子さん» コメントありがとうございます!嬉しいです!私もヒロが好きです!欲張りなせいで方向性迷子ですがこれからも宇宙のような広い心でよろしくお願い致します! (2022年5月15日 18時) (レス) id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:kne.hrknt(ハル) | 作成日時:2022年5月2日 11時