花屋の店主は実は公安警察

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日苗side

正体をバラしてしまい、これは上にバレたらめちゃくちゃ怒られるんだろうな。
まあ、その1人は降谷さんだけど。

松田「俺泊まってくわ」

A「寝るとこないですよ？」

松田「俺疲れた！もう動けませーん」

私より2つ年上の色男がソファに横たわる。
そこ私が寝るんです！と言おうとしたら腹の虫が同時になった。

松田「腹減ったな、なんか食うか」

そういえば料理をして作りかけだったの忘れてた…。
すっかり鍋の中は冷えきっていた。
私が最後の仕上げをしている間に松田さんはコンビニで買い物しに出た。動けるじゃん…。

松田「おーいい匂い！」

テーブルにカレーを並べて腰掛ける。
松田さんが袋から出したのはビールにツマミ。

A「泊まる気満々…」

松田「大丈夫、襲ったりしねぇから！」

食うぞ食うぞーと掻き込む。
巻き込んでしまったからソファは譲ろうかな。

A「松田さん、今日はありがとうございました」

松田「何言ってんだ貸しだよ貸し！たんまりと返してもらう予定だからよ」

覚悟しとけ。
ニカッと笑う松田さん。
そこからの記憶はお酒なのか疲れなのかで覚えてない。
でもギリギリまでおしゃべりしていた気がする。
この日をキッカケに超常連から友達にランクアップした。
降谷さんが言ってた、彼は昔も今も全然変わってないって。

A「可愛い寝顔してるし、黙ってればかっこいいんだけどなぁ…」

私も眠ってしまった。

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