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お互いの気持ちを分かり合ったら、何処と無く二人の間に漂う雰囲気は甘くて。
キスしたり抱き合ったりしていないのに。
少しくすぐったくて、すごく心地良いから、口元を引き締めるのに必死になる。
仕事をこなしつつテテを盗み見ればそれは彼も同じらしく、一応大人しく口は摘むんでいるけれど頬は緩みまくってて。
・・・あの顔よ。
あれはいつ抜け出せるかだけを考えてるな。
多分、それからどうしようか、も。
TH「・・・んふ♡」←
「やだ気持ち悪い」←
何を考えてるの、なんて聞かなくても察しがつくからそれ以上何も言わずに手元のリストに目を通していると、ココンッと壁をノックする音とサラの咳払い。
SR「んんっ。なーに、この雰囲気ー」
TH「あっ♡ね、聞いて！聞いて！今ね〜、」
SR「うるさい」←
サラの一喝にも堪える事なんかないテテはそれでも‘Aヌナがね〜♡’と話しだすから、サラもいつものようにテテを無視して私に向き合う。
SR「A、迷惑かけたことは、」
「わかってますごめんなさい是非ご馳走させて下さい」←
SR「そ、ならいいの。それより始まるみたい。テヒョナ、そのだらしない顔、なんとかしてから入って来なさいよ」
TH「はーい。Aヌナ、行ける？」
「ごめん、まだいらっしゃる予定の方もいるから私は動けないの」
リストを確認しつつ返事をすれば、‘すみません、遅くなりましたっ’とよく通る声。
・・・ん、聞き覚えがあるかも、対応した事ある方かな。
そう思った瞬間、サラの‘え・・・っ、’と上擦った声と同時に顔を上げれば。
？「・・・A？」
「・・・っ！」
あまりにも吃驚して声なんか出なかった。
世界中で一番、会いたくなかった人。
もう二度と会う事なんかないと思ってたのに。
忘れたくとも忘れられなくて。
幸せな想い出を上書きするように辛い記憶を色濃く残して行った、
・・・私が、本気で愛してた人。
「ミンジュン・・・、」
MJ「ははっ、やっぱりAだ。久しぶり」
昔と変わらない笑顔を向けられて息が止まるかと思った。
・・・違う、変わらないものなんか、ないじゃない。
私を見る瞳も、あなたを想う気持ちも、私たちの関係も。
自分の掌がひどく痛んだ夜から、全てが成り変わっていった。
それは、
MJ「元気にしてた？」
ネクタイを整える彼の薬指に、シンプルな指輪があることも。
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みあも(プロフ) - こんにちは！クズ元カレと再会したシーンでは思わず泣いてしまいました。テテの包み込む優しさに涙が(;;)本当に素敵で大好きな作品です。この作品に出会えてよかったです。ありがとうございました！ (2021年6月7日 9時) (
レス) id: 2123f5cbc8 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 最高でした。所々、私自身も涙を流してしまいました。。。 感動的で時に少しHな部分もあってすごく楽しめました。ありがとうございました。 (2021年3月30日 17時) (レス) id: b5b319fcf8 (このIDを非表示/違反報告)
りーりー - 早く結ばれろって毒付いてたけど(すみませーんw)好きな人＝付き合いたい人とは違うって思いました。← (2019年10月5日 7時) (レス) id: 37e0abcb10 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 長くなってしまいましたがこんな素晴らしい作品を読ませていただいて心から感謝します。これからのアウラ様の幸せを願っています！ (2019年4月11日 23時) (レス) id: 65b302e09c (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 共感できるし、何より自分も子供好きだからこそ辛い事とかも…そんな寂しさから何となく男の人を求めてしまうのも、軽い関係だけで終わらせたいと思うのも。何だか自分語りみたいになってしまって申し訳ないのですが夜にギャン泣きしてしまうくらいには感動したので (2019年4月11日 23時) (レス) id: 65b302e09c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アウラ
| 作成日時：2017年11月11日 21時
