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TH「ヌナー、」
珍しく仕事をうまく片づけたテテは、ここ最近じゃ一番のご機嫌ぶりで私の課まで迎えにやって来て。
内情を知るソヒョンがイジリたそうに口を開こうとしたから、仕事を無理矢理片づけてテテを引っ張り会社を出てきた。
慌てて出てきたせいでどっと疲れが圧し掛かって、どこにいこうか！とテンションの上がるテテをうまく躱して、二人で家に帰って来た。
大好きなワインとチーズの盛り合わせをローテーブルに並べて。
テレビを見ながらのんびりと飲む時間を過ごしていると、トイレからテテが指で何かを数えながらソファに戻って来た。
「なぁにー」
TH「明日のお出かけは買い出しに決まりました〜」
「何買うの？」
TH「トイレットペーパーがないでしょ。後、シャンプーと、お風呂の洗剤も」
「ああ、そっか」
やっぱり二人になると色々減りが早いな。
・・・って、この子、ほんとに居座る気だな。
何気にこの座る位置も定着しつつあるし。
「・・・ねぇ、あのさ、」
TH「あと、生理用品もなくなりそう！」←
「ブッッ！！」←
ちょっと！いきなり洗剤と同じような感じで言わないでよね！？
そんなとこまで把握しなくていいっての！
思わずワイングラスの中で吹き出しちゃって、口を拭いながらテテをキッと睨むと、‘ん？’と首を傾げてるから、わかってないな。
「テテくん？それは自分で把握してるから大丈夫ですよ？」
TH「そうなの？でも、もういらないかもしれないよねぇ♡」
「は？」
なんで？私、不順なのも話したっけ？←
TH「だって〜♡昨日つけなかったし、一応外で出したけど、またすぐ挿れちゃったりしたもんね♡」
‘何回もしちゃったし〜♡’ と照れたように笑うテテの隣で、ひゅっと咄嗟に息を飲んだ。
無邪気に話す彼に、刺されたような痛みを伴ってさっきまで大人しかった心臓はドキン、と一際大きく鳴って。
無駄にうるさかったバラエティ番組も気にならなくなって。
ドキンドキン、とうるさく鳴る自分の胸の音だけが響いてる。
・・・だけど、どこかでわかっていたはずだから。
にこにこと機嫌良く、テーブルの上のつまみに手を伸ばすテテの横顔に問いかける。
「・・・ねぇ、テテってさ、子供、欲しいの・・・？」
ミンソクの時は聞くことさえ出来なかった質問を投げかける。
子供が好きな彼の返事は、決まっているのに。
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みあも(プロフ) - こんにちは！クズ元カレと再会したシーンでは思わず泣いてしまいました。テテの包み込む優しさに涙が(;;)本当に素敵で大好きな作品です。この作品に出会えてよかったです。ありがとうございました！ (2021年6月7日 9時) (
レス) id: 2123f5cbc8 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 最高でした。所々、私自身も涙を流してしまいました。。。 感動的で時に少しHな部分もあってすごく楽しめました。ありがとうございました。 (2021年3月30日 17時) (レス) id: b5b319fcf8 (このIDを非表示/違反報告)
りーりー - 早く結ばれろって毒付いてたけど(すみませーんw)好きな人＝付き合いたい人とは違うって思いました。← (2019年10月5日 7時) (レス) id: 37e0abcb10 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 長くなってしまいましたがこんな素晴らしい作品を読ませていただいて心から感謝します。これからのアウラ様の幸せを願っています！ (2019年4月11日 23時) (レス) id: 65b302e09c (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 共感できるし、何より自分も子供好きだからこそ辛い事とかも…そんな寂しさから何となく男の人を求めてしまうのも、軽い関係だけで終わらせたいと思うのも。何だか自分語りみたいになってしまって申し訳ないのですが夜にギャン泣きしてしまうくらいには感動したので (2019年4月11日 23時) (レス) id: 65b302e09c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アウラ
| 作成日時：2017年11月11日 21時
