嬉しいけど、もとの世界に戻して！？！？【呪術廻戦】《完結》

小さな小鳥。 ページ44

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棘君が私に近付く。






あ、目がやっぱりぱちぱち。

女の子みたい。









なんて思ってたら棘君が制服のファスナーを降ろした。

え、なんで今……。







あ、呪言使うの？？


「惚れろ」とか「好き、って言って」とか。









まぁ、それくらい言った方がイチャつきやすいよね。

棘君にとっては。









でも、次の瞬間。

私の考えを棘君は裏切った。









小さな小鳥が１羽、２羽、と増えていくように。

優しく、そっと、触れるだけ。









棘君は私に口付け(キス)をした。









『ん、…』




え、何この瞬間。








確かに推しだし嬉しいけど。

……こんなことされるなんて考えてなかった。









「何でもするって、……言ってたから、……」




って俯く棘君。

たしかに何でもするって言ったな。









「それより先に……行きますよ、」





花御が固まっている間に、私たちは五条さんの方に向かった。









行く途中で野薔薇達にあった。

良かった、あんまりみんな怪我してない。









怪我してたらそれぞれの相手殴りに行くところだったよ(黒笑)









私が野薔薇に






「大丈夫だった？」







って話しかけたら、もちろんよ、と言って真希の方へと走っていった。


私もスピードあげよう、と思ったその時。









後ろからものすごく大きな気配がした。





いるな。

近くに、というか私の真後ろに、花御がいる。









やばい、殺される。

そう思った瞬間。









「……ッ、ぶっとべッ！！！」









棘君の呪言が響き渡り、私の後ろの呪霊は飛んでいってしまった。








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心臓に悪いです……。→←イチャつくってなんだよそれ。

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