元カノは善人じゃない。 ページ23
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伝説の3DXパフェを食べた少年とA。
うずまきを出て、二人は横浜市内をぶらぶらと歩いていた。
家に帰りたいという気持ちが強かった少年であったが、Aと歩いているうちにそれも消えていった。
「お姉さん、次はどこ行くの?」
山下公園の芝生の上を駆け回るAに少年は訊いた。
立場逆だろ、と誰もが思ったが口には出さなかった。
「少年の行きたいとこでいいぞ!我はもう行きたいところがない!」
まあ少し森さんに会いたいんだけど……、とAは呟く。
「じゃーその森さんのとこに行こうよ」
少年は楽しくなっていた。
いつも友人と遊び、同じ世界を見て飽きていたのが。
Aと一緒に過ごし、いつもと違う世界を見、少しだけ羨ましく思っていた。
「本当か!よし、森さんに少年の事を紹介してやろう!」
森さんは良い人だぞ!、とAは少年の腕を引いた。
少年は思ってもいなかった。
森さんがあちら側の住人で、Aがこちら側でないことに。
* * *
「…え」
少年といえど横浜の住人。
その組織の名ぐらい
「よし行こう!」
「_____待て待て待て待てっ!」
少年は口を開け、上を見上げる。
遠くから見るとそうでもないこの建物だが、目の前で見ると最上階が見えない。
「お姉さん、ここの名前知ってるよね?」
「ん?ポートマフィアだろ?」
やばいお姉さんとは会った時からわかっていたがここまでとは。
少年は頭を抱えた。
自分が生まれる前からあると両親から聞いた、ポートマフィア。
夜を支配すると両親には言われ、関わるなとも言われた。
理由はよく分からない。ただ、危ないからとだけしか言われていない。
「本当にここに入るの?」
「入るぞ、森さんに会うんだろ?」
もしかしたら、危ないのは嘘なのかもしれない。
だって、お姉さんは僕に危ないことはしてこなかったんだもん。
「わかった、お姉さん」
「おう!」
Aは少年の腕をまた引いた。
少年は知識不足だった。
ポートマフィアがどういう存在か。
Aが建物に入る時、どうして見張りは止めなかったのか。
少年は知識不足だった。
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シュピーゲルアイ - 大好きです。更新待ってます。 (4月9日 21時) (レス) @page37 id: af33028691 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ - 好きすぎます (2月20日 3時) (レス) @page37 id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
米粉めこ - 最高です!面白すぎて腹筋こわれましたwww (12月10日 18時) (レス) @page36 id: 29094487c6 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - こういうお話好きです!続き待ってます!!! (2022年9月18日 16時) (レス) id: f16cf667ce (このIDを非表示/違反報告)
遠藤氏(プロフ) - 三斗(トリップ願望者)さん» 自分も笑ってこようって思いまして、入社試験の回を読もうと思ったらどれが入社試験の回なのかわからず、どうしてこんなサブタイにしたのか後悔してますwww (2022年7月30日 18時) (レス) id: d7905a84e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遠藤氏 | 作成日時:2020年5月13日 20時