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絵心「よく集まった。才能の原石達よ。」
潔「(何が始まるんだ……？？)」
絵心「お前らにはこれから"奇跡の方程式"の話をしよ
う。その現象の名は"FLOW"」
潔「FLOW……？？」
絵心「世界一のストライカーに不可欠な生命の燃やし
方を教えてやる。よく聞いておけ。」
潔「………」
絵心「それは人間が自らの最適経験により獲得する精
神の没頭状態である」
潔「(まさかあの時の……！！)」
絵心「人間はなにかに集中し時間も忘れて夢中になる
事がある。その行為を楽しみ脳がワクワクしている状
態。それがFLOWだ。」
潔「………楽しむ」
絵心「そしてその心理状態はスポーツ…サッカーにお
いても例外では無い。思い出せ。お前らが青い監獄で
自分の殻を破る時……」
潔「(FLOW……初めて知る言葉だけど……確かに心当
たりあるプレー……)」
絵心「では如何にして人間はFLOWに入れるのか。そ
れにはいくつかの条件がある。が、俺が最も定義した
いのが"挑戦的集中"である事だ。」
潔「…………！！」
絵心「それは自分にとって適度な難しさの目標に向か
う事。この映像を見ろ。」
そこに映ってたのは…………
潔「A！！に……ロキ？！」
蜂楽「ルナにパブロ………ダダにアダム……！！」
千切「まだいたのかこいつら」
絵心「今こいつらは全員FLOWに入っている状態だ。
よく見ていろ。」
Avs世界選抜の試合をしているらしくAもロ
キ達相手に互角の戦いをしている
潔「すっげ………」
この6人のプレーは今の俺たちでは届かないくらいの熱
くハイレベルな試合だった
潔「(あ、A決めた……)」
見事シュートを決めて世界選抜の奴らとじゃれあって
るAを見て高い高い壁を感じた
絵心「まぁ見れば分かると思うが映像に映っていたの
は世界クラスのプレイヤーだ。次にFLOWに入る為の
挑戦と能力のバランスを教える。自分の能力の高さに
対して挑戦が低い場合人間は楽しさを感じられず退屈
になる。」
潔「…………」
絵心「その逆に挑戦する目標が能力より高すぎる場合
成功する可能性を信じられずに集中を切らし人間は不
安になる」
潔「(難しいな……)」
絵心「だからこその挑戦的集中。己の能力を的確に知
り制御して明確で身の丈にあった目標に挑む事で人間
はFLOW状態へと没入する。」
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プラム - この小説面白い！ (5月28日 9時) (
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作者名：ツバサ | 作成日時：2021年12月13日 0時
