第47話 ページ8
中学に進んで。
私立の小学校から地元の中学へと進んだ僕。
小学校時代は散々だった。
ただでさえお嬢様やお坊っちゃんが通う学校ですら嫌なのに、
財閥の娘やら、社長の息子やら、僕とそれほど変わらない肩書きの
人達はこぞって権力をちらつかせた。
「私のお父様は、あの×××××財閥のトップなのよ!
Aちゃんはどこかしらぁ?」
おほほほほ、とどこで覚えたんだか(まぁどうせ母親の真似とかだろう)
高笑いをするとある女子。
彼女は当時のリーダーみたいな子で、
親の権力をちらつかせて周りの子や力の弱い子なんかをパシったり……
思うがまま、学園の生徒を支配下においていた。
そんなの先生がなんとかするだろうって?
いやー何もしなかったよ?
彼女の家は、学園に多額の援助をしていたからね、
いわゆる……賄賂出して特別達遇を受けていた。
まさにワガママお嬢様だね。
『……?僕の、お家?
涼風コーポレーション、だけど』
「」
とたんに、彼女の顔はひきつる。
うん、お疲れ様。
それから約3ヶ月後。
僕は父様の会社を引き継いだ。
肩書きは、
涼風コーポレーション 社長令嬢から
涼風コーポレーション代表取締役
になった。
その日からかな。
周りの大人も、子供も、親友ってよんだあの子も、
みんな、みーんな、僕に媚を売るようにヘラつき始めたのは。
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作者名:ベルリラR* | 作成日時:2017年6月12日 16時