四角い空を見上げて【ミホ】

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【名前】ミホ

【性別】女

【年齢】12才

【立場】③

【使える魔法】
一度だけ他人の五感を支配できる
（詳細）
目を合わせた人間の五感（視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚）を支配できる。
効果時間は約半日で、一度かけた人間には二度とかけることができない。

【容姿】
青味ががった反射をする濃藍の髪を高い位置でポニーテールにしている
暗めの色の目
身長160cmくらい
体重は軽い

後ほどイラストを掲載します。

【好きなもの/嫌いなもの】
好きなもの：本、静寂、現実が見えている人物
嫌いなもの:出来もしないことを語る人、自分と同等レベル（高校レベルくらいと推定）の話ができない人、騒々しい場所、馴れ合い

【性格】
静かな場所と本を好む、物静かな少女。それゆえに、それを乱すものに対し、辛辣かつ冷酷な反応を示す。（例:読書を数秒中断されただけで、相手を冤罪での仕置部屋行きにする）
自分好みの音のない静かな、心休まる場所を作るためなら、周囲の人間を売ることも厭わない。（脱出計画を職員に密告、など）

馴れ合いが苦手である理由:
かつて信じた友人が職員に褒められたいがために、自分で起こした事件をミホのせいにして告げ口し、彼女を陥れた。
一方的に怒られ、違うと言っても聞いてもらえない上に友人はそれを見ながらクスクスと笑っていた。
この一件のせいで、一時期、自分の周囲をすべて敵とみなすレベルの人間不信に陥っており、今でも他人に弱みをさらす可能性のある行為を無意識に嫌う習性がある。

本を好むのもここに理由がある。
本を読んでいると話しかけてくる人間を無視しても、それだけ夢中なんだな、と思われるため都合が良い。
また、そもそも本を読んでいる人間に話しかける奴は少ないだろうという判断。

冷酷な行動も、前述の事件ゆえ。
されたのだから、してもいいよね？と元・友人を冤罪で職員に密告。その職員とは今もWin-Winの関係で、ミホがかなり深いレベルで心を開く数少ない相手のひとり。

【サンプルボイス】
「読書の邪魔をしないでくれるかい？」
「僕は面倒事が嫌いだ。でも、僕にとって居心地の良い場所を作るためなら動くことは厭わないよ。」
「ここから逃げ出す？　やれやれ、随分と大きな夢を見たものだね。……出来ない事を出来るかのように語るのはやめてくれるかい？　不愉快だ。」
「僕の平穏を乱す人間はすべて敵だ。今聞いたことはすべて（職員の名前）に伝えるよ。…卑怯？　はは、なんとでも言うがいいさ。」

【関係】
コサン（コサンお姉さん）
　ミホのことを気にかけ、時折声をかけてくれる優しそうなお姉さん。
　出会ったのは元・友人の一件からそう時間が経っていない頃のこと。そのため、優しくするのには何か裏があるのではないかと疑っており、ずいぶんと長期間に渡って無視し続けていた。
しかし、どんなに冷たく対応しようとも全く変わらず優しく接する彼女に今は何とも言えない気持ちを抱えている。
「うるさい場所や人は大嫌いだけど、コサンお姉さんはその辺一応配慮してくれてるみたいで、あんまりに周りがうるさいときにはそれとなく皆を連れて行って僕の周りの静寂を保ってくれるし、話しかけてくるときも絶対に読書の邪魔はしてこない。正直、ここまで優しくされると冤罪をでっち上げるのも心が痛い……。他の子なら同じことをされたとしても容赦なくでっち上げられるんだけど…なんなんだ、この気持ちは。」

ルカ（ルカくん）
　いつも引っ付いてくる。しかし、ミホの行動を邪魔するようなことは一切ない。
「喋ってもこないし、何かをしてくるわけでもない。一体、何が楽しくて僕の傍に居るのか…？」
そう興味を持ちつつ、訊くのも面倒で放置していた。
　そんな日々を過ごしていたある日。ミホは脱出を目指す子どもたちをルカくんが魔法で止めている現場を目にする。自分のそれとよく似た、それでいて全く違う魔法にミホは彼に対する興味を深めた。
「一日に五回まで使える…？　すごいな、僕の魔法より性能が良さそうだ。」
　自分一人では、幾度にも渡る彼らの出来もしない夢物語を止めるのは不可能。そう知っていたからこそ、職員を味方につけ、幾度も密告を繰り返した。だが、もし、彼が自分の仲間になってくれたら……？
　興味と期待。その二つを胸にミホは彼と関わりを深めていくこととなる。

リュウ（リュウ）
静寂を乱す憎い相手。基本うるさく、すぐにトラブルを起こして折檻コース突入のため、わざわざ冤罪をでっち上げる必要がないのが唯一の救い。
しかし、どれほど怒られようと全く懲りずに繰り返す上に状況かまわず絡んでくる彼にうんざりしてきた今日この頃。しかし、落ち込んだナナちゃんを見るのが忍びないため、永久隔離は諦めている。
「リュウはナナちゃんに感謝した方がいい。彼女が居なければ今頃君は永久隔離にされていたんだからね」

ナナ（ナナちゃん）
ミホにとって数少ない同等レベルの話をできる相手。どんなに高度な話でもちゃんとレスポンスが返ってくるのが嬉しい。彼女が目に見えて落ち込んだ結果、それを慰める時間で話す機会が失われるくらいなら、リュウの行動に目をつぶった方がマシ、くらいに思っている。
「ナナちゃんと話せるなら、リュウの行動に関しては目をつぶっても構わないかな。対等に話してくれてありがたい。」

シエル（シエルちゃん）
小さい頃から共に本を読んできた仲。100％心を許しているわけではないが、決して拒絶するような関係でもない。出会いは、５歳か６歳くらいの頃に本棚の同じ本に手を伸ばしたこと。
「シエルちゃんとはたまに本の話をするよ。趣味が似ているみたいでね、彼女の薦めてくれる本はどれも性に合う。」

クロエツェフスカ（クロエ）
ともに本を読むことを趣味とする上に好む人間像もよく似ているため、よき理解者と言えるような関係に近づきつつある。ただ、どちらも言い方や性格がキツい部分があるため、静かな言い争い（いわゆる、冷戦状態）になることが多い。互いに互いを言い負かそう、論破しようと理路整然と言い合うため、周囲の空気の温度が体感で１～２度ほど下がる。割って入ろうものなら……（お察しください）。大概泣いて逃げ出す羽目になるので、二人の会話している場所には近づかない、というのが周囲の暗黙のルール。
「クロエ？　正直、気に食わないな。いちいち僕に突っかかってくるんだから。大人しく負けを認めた方が身のためだと思うんだけどね。……え？　そう思うのになんで永久隔離にしないか？　だって、それは他人を頼って彼女に勝つことじゃないか。そういうのは負けたのと大差ないからね。僕が自分の弁論で負かしてこそ、真の勝利だ。……同族嫌悪じゃないかって？…否定できないな。彼女との言い合いは楽しいし。」

レオン（レオンちゃん）
本の貸し借りをしたりする関係。お互い、邪魔はしない。
「レオンちゃんとは本の貸し借りをする仲だけど、過剰に関係を求めてくる感じじゃないから過ごしやすいかな。それに、彼女は僕の行動に少しは理解があるようだし。」

ギル（ギル）
とてつもない犬猿の仲で、相性があり得ないくらい悪い。最早、冤罪をでっち上げるのすら嫌になるレベルで、本能的に嫌い。
「永久隔離にしたいけど、あれでも一応、脱出なんて企てをする低能たちを止める同志だからね……とは言え、思い出したら本当に不快だな。大体、考えが甘いにも程があるんだ。前に冤罪の件について随分と激怒していたけど、僕には面倒が起こる前に原因を排除することのどこが悪いのかさっぱりわからない。」

トワ（トワくん）
ミホの荒んだ心をなぐさめてくれる相手。出会いは、ミホが偶然トワくんの演奏を聴いたことに始まる。心休まる演奏に惹かれ、音の出所を辿って着いた先で出会ったが、当時のミホは既に職員との黒い噂があったため、初めは距離のある関係であった。しかし、時間とともに距離は近づき、今は様々な原因から心荒んだミホが癒やしを求めて演奏を頼む程になっている。
「トワくんの演奏はいつ聴いても心を癒やしてくれる素敵なものだよ。どんな曲でも素晴らしいけど、特にクラシックをよくリクエストするかな。」

ハオ（ハオさん）
読書好きの仲間。しかし、脱出する子ども寄りの思想だけはどうしても好きになれない。
人に対しての執着のないハオさんとの関わりは、基本的にミホの側からのアプローチで事が進むため、かなり気楽なものである。多くの場合、既に図書館の本を読破しているハオさんにおすすめの本を聞きに行くのが用件で、薦めてもらった本はすべて読んでいる。
ミホが読書しているときにそっとホットチョコレートを差し入れたりしてくれることもある。初めのうちは、気付いたら置いてあるホットチョコレートに驚いたり怪しんだり（でも、匂いにつられて飲む）していたミホだが、ハオさんからの差し入れであると気づいてからはまったく警戒することなくありがたくいただいている。最近は脱出云々抜きで本の話をしてたりすることも……。
「ハオさんとの付き合いは、基本的に本に関する助言をもらいに行くことが多いよ。書庫の本を全部読んでいるって言っていたから、助言も的確でわかりやすい。それに、僕の方から言わない限り干渉してこないから気楽だな。……あ、でも、ホットチョコレートはいつの間にか差し入れられてる。そういう気遣いができる人って本当に尊敬できると思うよ。」

タオ（タオさん、タオ兄さん）
冤罪密告事件が起こる前からの付き合いで、ミホをよく外遊びに誘ってくれたお兄さん。鬼ごっこをしたり走り回ったりした日々は今でもミホの宝物。
事件を境に内に引きこもるようになったミホを心配し、今もちょこちょこ外へと連れ出してくれる。昔のように走り回ることはないけれど、花を咲かせてくれたり、こっそり成長させて実らせた実を食べさせてくれたり、何かと追い詰められがちなミホを気分転換に誘ってくれる。
昔から知っている気安さや裏表のない相手と知っていることもあって、ミホも素に近い表情を見せるし、信頼の度合いも高い。脱出したい子どもたちの情報に関してはしっかり共有しており、（タオさんは知らないが）状況次第ではミホが職員へと伝えている。
人前では「タオさん」と呼んでいるが、二人だけの時は昔の呼び方である「タオ兄さん」を使っている。件の職員にタオさんが目をつけられ取引材料にされるのを防ぐためだが、たまに人前で「タオ兄さん」と呼んでしまって焦ることもある。
「タオにぃ……タオさんにはずっと昔からお世話になってるよ。よく外遊びにも誘ってもらったし、今もたまにあちこちに連れて行ってくれる。そういえばこの前……いや、これは僕とタオさんだけの秘密だから言わないでおこう。気になるって？　ふふ、内緒だよ。数少ない心を開ける相手を失うわけにはいかないからね。……だから、「あの人」にも気づかれないように呼び方を変えたんだ。彼を巻き込む事態だけはなんとしても避けないと。」

ユメ（ユメさん）
自作小説をちょくちょく持ってくる。ジャンルは未固定のようだが、総数としてはファンタジー系が多い。感想を求められるので、気に入らない点なども含めたアドバイスをズバズバ伝える。手加減や年上への遠慮は皆無。
「持ってくる作品の筋は凄く良いんだけど、如何せん表現が子供っぽいときが多いから…。せっかく良い発想だから出版できるくらいの書きぶりにしたくて、つい感想に熱が入ってしまうんだ。」

作成中

【その他】
できれば年の離れた生き別れの兄が居る設定にしたい。
（件の職員がその兄だったりしてな（笑））

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