TVXQ　奏心な愛　1　～ユチョン～

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Aさんの診断結果

第19話：脅迫？！　～ユチョンside～次の日の朝。

「ヒョン、連れてってくださいよぉ～。」
朝が弱い俺にチャンミンが絡んでくる。
「朝っぱらからうるさいなぁ…。」
俺は煙たがり、布団にもぐった。
「昨日約束したじゃないですか！さっそく破るんですか？！」
チャンミンは俺を激しく揺すってきた。
「やめろよぉ～。次の日に連れて行くって言ってないじゃないか…」

すると、俺たちの言い争う声を聞きつけ、ジュンスがやって来た。
「チャンミン、どこに連れてってほしいですか？」
その時、チャンミンがニヤッと笑った。

「ジュンスヒョン、実はですねぇ…。」
「うわぁ～(焦)。」
俺は慌てて布団から出ると、チャンミンの口に手を当てた。
「うぐっ、はなひてくだひゃい(放してください)。」
手をどけようと力いっぱい暴れるチャンミン。
その馬鹿力に負けそうになり、とうとう俺は観念した。
「…分かったよ。連れて行くよ。」

状況が把握できないジュンス。
「二人でどこ行くんですかー？僕も誘っ…」
「あ、何でもないです。今のことは忘れて下さーい(笑)。」
そう言うとチャンミンはジュンスの背中を押して部屋の外に出た。

「チャンミン…やっぱり最強だなぁ(苦笑)。」

その日の夜、俺とチャンミンはあの楽器屋へ向かった。
「ヒョンのお目当ての子ってどんな子なのかなぁ。♪～。」
「チャンミン、ギターのメンテナンスじゃなくて、そっちが目的なの？」
俺の問いかけに焦ったような苦笑いを浮かべたチャンミン。
「も、もちろんメンテナンスが一番の目的ですよぉ。」

おいおい、バレバレだよ(苦笑)。
でも、チャンミンが好きなタイプとは違うから、取られる心配はなさそうだ。
そんなことを考えていると店の前に着いた。
ドアを開けると、おじさんが笑顔で出迎えてくれた。

「こんばんはー。また来ちゃいました。」
俺は帽子とサングラスを外して、おじさんにお辞儀をした。
「ああ、いらっしゃい。」
「今日は連れもいます。」
俺がそう言うと、チャンミンもおじさんにお辞儀をした。

「ギターのメンテナンスをしてほしいそうです…いいっすか？」
俺はギターを指差して言った。
「ああ。どれ見せてごらん。」
おじさんはチャンミンを自分の方へ呼び寄せ、ギターを見はじめた。
ニコニコしたおじさんの顔を見て、彼女は少し微笑み、
「コーヒー淹れてきますね。」
そう言うと奥のキッチンに向かった。