TVXQ　奏心な愛　1　～ユチョン～

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Aさんの診断結果

第８話：最強…　～ユチョンside～
「ただいま～。」
マンションへ戻ると、チャンミンが仁王立ちで俺を待ち構えていた。
手には先日番組でゲットした新品のギターが大事そうに握られていた。

「ヒョン、今日はギター教えてくれる約束でしたよね？！」
少しスネているようだ。
面白いのでからかってみることにしよう。

「えっ、そうだっけ？忘れてた(笑)」
俺の予想通り、チャンミンの表情はどんどん不機嫌になる。

普段は最年少なのにメンバー１のしっかり者。
だが、たま～にこんな幼い部分を覗かせる。そこが可愛くて、俺はついからかってしまうんだ。

「ず～～～っと前から約束してたじゃないですかぁ！」
「覚えてないなぁ(笑)チャンミンの聞き間違いじゃない？」
「僕は間違ってません！」
「そうかなぁ。」

チャンミンの表情が一段と険しくなった。
そろそろやめないとさすがの俺もチャンミンがキレたら、手がつけられない(苦笑)。

「ごめん、ごめん。ちょっとからかってみただけだよ(笑)。ちゃんと覚えてたよ。」
「もう！からかわないでくださいよ！」
チャンミンの険しい顔が少し緩んだ。

ギリギリセーフだったみたいだ。

俺は着替えるため、自分の部屋へ向かった。
着替えている間、チャンミンはベッドに座りギターをいじっていた。

「ヒョン、何かいいことあったんですね。」
ギターに視線を向けたまま聞いてきた。

「どうして？(…なぜわかるんだ？)」
「口笛。」
チャンミンの指摘で無意識に口笛を吹いていることに俺は気づいた。

「それと…顔がにやけてますよ。」
「えっ！？」
急いでクローゼットの鏡で自分の顔を見た。

「あはははは、冗談です。さっきのお返しにからかっただけです(笑)。」
ベッドに寝転がり大笑いするチャンミンが鏡越しに見えた。

やられた…(苦笑)。
さすが、最強チャンミン…。

「ヒョン、早くギター教えてくださいよぉ～。」
笑っていたかと思うと今度は口をとがらせて子供のように催促する。

「わかったよ。…もう、うるさいなぁ」
『やられたらやり返す』この徹底ぶり…。天使の顔を持つ小悪魔だ(苦笑)。