Beautiful you◇◆TVXQ

Aさんのストーリー

３８、いとおしい気持ち
「ジュンス戻ってこないね。」

Aはチャンミンの隣にすわった。

CM「トイレで倒れてるかも。」

「え？」

CM「ヒョンはお酒飲めませんから。」

「さっきビール飲んで…」

CM「見栄はったんでしょうね。」

「なんで…そんな。」

CM「あなたがいるからでしょうね。」

チャンミンはにやっと笑うと席をたって、一人でカウンターで飲み始めた。

(だって…)

Aはジュンスが心配になり、トイレにむかった。
こっそり男子トイレに入ると、中にある椅子にジュンスが座り込んでいた。

「ジュンス！」

JU「…」

「大丈夫？」

JU「うう…」

ようやく顔をあげる。顔は真っ青だった。

JU「気持ちわるい…」

「お酒のめないんでしょ？なんで無理して…」

JU「だって…かっこわるいだろ。
飲めないなんて…
Aも飲めるジェジュンとかの方がかっこいいと思うでしょ？」


チャンミンが言っていた事を思い出す。
うつむくジュンスが無性にいとしかった…


気付くとAはジュンスを抱き締めていた…
お酒のせい？
Aは自分でも驚いていた…

ただ
ジュンスがいとしかった。

「ばか。かっこいいよ…。ジュンスは…」

JU「ほんと…？」
「うん…すごく…」

ジュンスはせつなそうな顔でAを見る…


JU「A…好き…」


ジュンスが
すがるようにAに抱き付いてくる…

ジュンスは顔をあげ、Aを目をみつめた…

そのまま何も言葉をかわさなかった。

ジュンス…

二人の顔が近付く…

お互い
瞳をとじ、
自然と唇を寄せあった…

時間がとまるような優しいキス…

一瞬ジェジュンの事が頭によぎった。
だけど、Aは抵抗できなかった。
自分でも分からなかった…

ジュンスが好きなのかさえも…

だけど今は
ただこの腕の中にいたかった…

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