Aさん、みてくれてありがとうございます。
間とは酷なもの数分後には、なにもなかったように笑いかけて来た。
でも、
その表情が、今まで向けられていた表情が怖かった。
「明日もしようね?」
ゾワリ
背筋が凍った。
「・・・約束、覚えていますか?」
「あぁ、覚えているよ。__のことでしょう?」
「はい。。」
「大丈夫。薬がうまくいけばちゃんと教えてあげるから。」
「そう、、ですか、、」
薬を作るのに皮膚を溶かす理由。
痛みに慣れるためとは言っていたが、どうなのだろう。
「さぁ、今日はもう帰りなさい。暗くなっているから。」
そとは星がきらめき出していた。
そんなに長い間耐えていたのか、と時計を見ると20分しか立っていない。
あ
安室さんを待たせてた。
安室さんの顔が、笑みが、「気をつけて」の言葉が、
一瞬で頭をよぎった。
私はすぐさま学校を去った。
「さようならー」
なんて呑気な声に腹を立てながら。
校舎から出ると、門のところに止めてある車。
走って車のところに行くと、彼は腕を組んで目をつむっていた。
「寝ちゃってるのかな、、」
軽く窓をコンコンとノックをする。
彼はパチリと目を開けて微笑んだ。
「すみません。遅れてしまって、」
優しくドアを開けてくれる彼に言った。
「いえ、大丈夫ですよ。それより目元が赤いですよ。泣いたんですか?」
「え、あぁ、」
言いたい。
薬をかけられて腹部の皮膚が焼けてることを、歪な模様を描いていることを。
「火を扱った時に火傷をしてしまって、先生に怒られちゃいました。」
照れくさそうに私は答える。
仕草はこれでいいはずだ。
言いたかったけど、先生が警察に突き出されてしまうと、約束が果たせなくなる。
あのことをなんとしても知りたい。
そのためなら、痛みにだって、苦しみにだって耐える。
あんな変態のところだって耐えられるんだ。
だから、まだ、
関わってこないで、深追いしないで、
安室さん。
お願いだからっ、、、、!
私の涙を見つめないで!
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泡沫斬夜(プロフ) - 降谷かのんさん» 有難うございます!がんばります! (2015年1月22日 18時) (レス) id: b08ff60818 (このIDを非表示/違反報告)
降谷かのん(プロフ) - 続編楽しみにしています!! (2015年1月22日 17時) (レス) id: 865cd0780e (このIDを非表示/違反報告)
泡沫斬夜(プロフ) - かのん♪さん» お気に入りだけでもなくコメントまで!ありがとうございます!がんばります!! (2015年1月7日 22時) (レス) id: b08ff60818 (このIDを非表示/違反報告)
かのん♪(プロフ) - お気に入り登録してみてます!更新頑張ってください! (2015年1月7日 21時) (レス) id: 865cd0780e (このIDを非表示/違反報告)
泡沫斬夜(プロフ) - 美歌月なおさん» ありがとうございます! (2015年1月6日 10時) (レス) id: b08ff60818 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:泡沫斬夜 | 作成日時:2015年1月5日 0時