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「我々は勝ったのだ」

そう言って倫理の天使は天を指差した

民衆はもうだめだと思っていたが、神の落とし子が
このピンチを救ってくれた

まさか現代社会で人間として生きているとは
誰が予想してただろうか

皆は膝から崩れ落ちた
恐怖心から開放されたことと、絶大的な安堵が
彼らを包んだからだ

「やった!俺たちは助かったんだ!」

「これでようやく落ち着くことができる!」

辺りは歓声に満ちていた
涙目で抱き合うものや、泣き叫んでいるものもいる

有難う、助かった
そんな声が辺り一斉に響き、天使たちや特殊能力者たちは民衆に手を振った

「いい気になるなよ…」

しゃがれた声が鳴る

「あ?まだ死んでなかったのかよ」

技術の天使が怪物の顔を踏みにじった
身悶える声があたりに響く

「今頃あの方は私が死んだことを地で確認するだろう

へっあの方の手によれば」

「死ね!!」

結界の天使が高次元に怪物を飛ばした
最後の憎悪の言葉に辺りはどよめき始める

すると

「奴の言葉を聞き入れた

人間、私に勝ってみなさい」

土が勢いよく盛り上がり、中から巨大な悪魔が出てきた

もう本当に、駄目だと思った
もう本当に駄目だと

「君等、戦うならちゃんと戦ってよ」

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作者名:竹林寺 | 作成日時:2019年11月4日 17時

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