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「Aちゃーん、おはよ!」


「おはよ!リリコちゃん!」



相変わらずの可愛さを振りまきながら、私の隣に腰掛ける。



「さっき外で永瀬くんに会ったんだけどー…」


「え、うん。」



「なんか、変わったね!

 …誰かのモノになったって感じがしたよ?」



「え、どういうこと…?」



「もー、だから!Aちゃんにに真剣だねってこと!笑」





―『俺、もうみんなの王子様とか言われても嬉しくない。

  っつーか、特にAには。』




あの言葉が浮かび上がる。




「…それって、いつもみたいに笑ってないってこと?」


「んー、いつも通りだよ?ただ、雰囲気が全然違ったのかなあ。


 何て言うんだろ、影があるっていうか?」



「いや元々影は元々あるでしょ。笑」



「違うんだよー!物理的な意味じゃなくてー!」ってリリコちゃんが私の腕を揺さぶる。






サムは私に遊びじゃないんだって、姿勢をもって伝えてきている。


そんなことをリリコちゃんの口から聞いてしまえば、アイツに騙されているんだなんてことはもう思わない。というか、思えない。




最初は疑っていたサムを私は信じている。






.






講義が終わって教室から出ると、レモンミルクを手に持ったサムが廊下で佇んでいた。





「何してるのー?笑」


「お、来た。笑 はい、お疲れ様。」





ふわりたした笑顔は、甘すぎない爽やかさで。


きっと彼は今までも、こうやって私の前で笑っていたはずなのに。




胸がキラリとときめく。





サムのファンはきっと、毎日こんな気分だったのかな。リリコちゃんも。


なんだ、今ならあなたの魅力が良く分かる。







「ありがと、ホントに私の事太らすの好きだね。笑」


「ちゃうやん、ニコチンが足らんとAが俺にド突くからやん?笑」


「はあ!?そんなことしたことない!!笑」


「嘘つけや。笑」





そんな話をして、自然に手が絡み始めるのは。


あれ、これ。いつから何だろう。


付き合っても無いのに、いつからこんな距離にいたんだろう。



今思えば、全て変な感じがする。


気が付けば、あなたはこんなにも私の傍にいた。



私はずっと、あなたと距離を置いていたはずなのに。


どうしてこんな近くにいるのだろう。




どうして今まで、私はこの距離に気が付かなかったんだろう。







「この後は?」



「んー、特には無いで。笑」








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*咲七波*(プロフ) - みるくさん» コメントありがとうございます!前から見てくださっているなんて嬉しいですー!しかも勿体ないお言葉頂けて恐れ多いです…!涙 ぜひぜひ読み返してください!他の作品にもコメント待ってます!笑 (12月8日 17時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
みるく - はじめまして!前から見させてもらってます!なのにコメしなくて申し訳ないです… もう号泣しまくりですよ!もう作者様大好きになりました!!この文章力、小説書いて売った方がいいです!読み返しますし、他の作品も見たいと思います!長い駄文失礼しました!! (12月8日 11時) (レス) id: 58c3937f81 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - *咲七波*さん» なんか、見てたら知らん間に泣いてた〜。恋愛小説もたまにはいいねー (11月20日 17時) (レス) id: c1ea85b2d3 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - らいみぃさん» コメントありがとうございます!泣いてくださったんですか!?嬉しいです… 平野くんを必死に堕とそうとする話を絶賛更新中なのでぜひそちらも!笑 (11月5日 14時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
らいみぃ - このお話が大好きです!もう、泣きました。ほんと作者様ありがとうございます、お疲れ様でした。これからも別のシリーズ頑張ってください! (11月4日 22時) (レス) id: 657c2ba17c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*咲七波* | 作成日時:2018年10月14日 23時

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