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「……北山!いつまでいるの!早く来い!」
「はいはい」



そのまま考え込み座っていると、出て行ったはずの藤ヶ谷が鬼の様な血相で扉を開け呼びに来た。


荷物を纏めそんな藤ヶ谷の後に着いていく。



「北山は目を離すとすぐサボろうとするんだから」
「別にしてねえし。そっちが照れて勝手に出て行ったんだろ」
「別に照れてねぇから!」
「はいはい」



ぷんすか怒ってる藤ヶ谷。
見た目じゃ分かんねぇけど、すぐ接して気づいたこと。



彼女側は藤ヶ谷だ。



人の目を盗んで二人が密会していた所を俺は後をつけ盗み見た事がある。
その時も玉森から藤ヶ谷にキスをしていたし。


誰もいない給湯室で、玉森に壁に手首を押さえつけられながら唇を奪われていた藤ヶ谷。
さすがにイケメンふたり、絵になるなーなんて



感心したのを思い出す。


一応無音カメラでその様子は撮ったけど
これは多分使わない。



脅しは好きじゃない。これもひとつの美学だった。



でもさ、彼女側で藤ヶ谷は満足してんのかな。



もし、俺が藤ヶ谷を彼女側として落とすなら、それは結構骨が折れるかもしれない。


時間がない。



ならば、きっと抱く側にも回りたいなんて男なら思ったりしないか。



玉森と同じフィールドで勝負する必要はない。
俺は、藤ヶ谷を『彼氏』として扱ってみせる。



ちょっかいを出す『彼女』として。



席に戻ると、部長が急にやってきた。
部長は椅子に座ってる俺の肩に手を置き、厭らしい指先で軽く撫でた。



「北山君、ちょっといいかね?」
「はい」



また、夜のお誘いか。
この人も執拗いな。でも、そのしつこさには感謝している。



席を立つ時、藤ヶ谷が眉根を寄せていた。
立ち上がった俺を心配そうに瞳を揺らして見上げていた。



藤ヶ谷の事だ。
後をつけたりはしないだろう。



部長に呼ばれた先は、部長専用の個室だった。
ここは、隔離されていて中は見えないようになっている。


大きなデスクと黒の本革だろかエグゼクティブチェアに棚がある。


来客用のソファーに座るように促され座るとこちらも本革だった。ガラスのテーブルに脚は木だっから、木目が綺麗にあしらわれていた。
座ると、尻が埋まった。
何故か向かいではなく、隣に座るオッサン。



「北山君、仕事の方はどうだね」
「優しく御指導頂いております」



手を握られた。あーもう。うぜえ。
でも



「今晩食事でもどうだ?」
「ありがとうございます」



使えるもんは使ってやる。

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ももは(プロフ) - くらげさん» くらげさんっ!こんばんは!コメントありがとうございます!わぁー!ご覧頂けてたなんて嬉しくて照れます(^^)Fさん恋の終わりが訪れ、騎士になったかと思いきや…ちょっと無自覚です。本当にただの騎士だと思ってるだけ、なのか♪移行後もご覧頂けると嬉しいです(^^)/ (4月2日 18時) (レス) id: db5af09c34 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - ももはさん、こんばんは!Fさんが痕が早く薄くなればいいと思ってるのを読んで恋の終わりってこうだよね…と切ない気持ちにもなりましたが、そこからのまさかの騎士…!!騎士になられるんですか?!とテンションダダ上がりでした(笑)移行後も楽しみにしています! (4月2日 0時) (レス) id: b17685444c (このIDを非表示/違反報告)
ももは(プロフ) - makoanjyuさん» makoanjyuさんっ!いつもありがとうございます☆*はい!夜中に更新をしてしまいましたっ!移行後は、ナイトさん、ふらつきます(^^)/思い通りに展開しないKさまイラついてます。もうすぐでアップ出来ると思いますので、引き続きご覧頂けると嬉しいです♪ (4月2日 0時) (レス) id: db5af09c34 (このIDを非表示/違反報告)
makoanjyu(プロフ) - 夜中に目覚めたら更新されてて嬉しいサプライズです♪藤ヶ谷さん、ついに北山姫を助けるべくナイトとして立ち上がりましたねー!もう一度ナイトとして北山さんを助けてるんですけど。オノレの嫉妬心や迷いに気付かされた北山さん。次どーなるの?!wktk♪(´ε` ) (4月1日 2時) (レス) id: f76eafea05 (このIDを非表示/違反報告)
ももは(プロフ) - 1632さん» 1632さんっ!いつも本当に本当にありがとうございます(^^)嬉しいです♪ふふふ!姫からナイトにっ!この展開書きたくて書いてました!笑 なので、そう言って頂けて本当に嬉しいです☆長くなり申し訳ありませんが移行後もご覧頂けると嬉しいです♪温かいお言葉感謝です☆* (4月1日 0時) (レス) id: db5af09c34 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ももは | 作成日時:2019年3月20日 0時

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