宿儺の領域に戻りたい

二年生 ページ3

「恵君、野薔薇、待たせてごめんね…て、パンダ？」

パンダが目の前にいる？

あっ、呪骸か‼

他の子は…二年生？

「あー、やっと灰羅さんがきた!」

「無茶苦茶、同性でもくらっとくる程の美女じゃねえか」

「しゃけ」

「無茶苦茶、美女じゃないっすか！電話番号持ってますか?」

「おい、パンダ、どさくさに紛れこんでさりげなく連絡先、やるんじゃねえ!」

漫才なのか？彼らは

「どうも、特待生の翠緑 灰羅(すいりょく ばいら)です。宜しくお願いね。で、こちらの2年生の素敵なメガネをかけたきちがい禅院家がいかにも嫌いそうなオーラを放ってるこが禅院家かな？で、そこのハードの君は多分、呪言師だよね？あと、パンダ君は…呪骸だよね？」

あの禅院家(当時の当主と一部を除き)は本当に最悪だったんだよな

そのことがにじみ出たようで

「こいつ、エスパーか？恵」

「いえ、呪術師ですよ」

恵君て、天然なところあるよな

この間のカラオケの時もそうたったもん

見た目によらないよねー、人って

あの時、私が2時間、無視して歌ってる間に3人、なんか、もめてたんだよな(あのあと、五条にすねられ、二人で行く羽目になった)

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