真実の君は【男主】

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IOT家電。


ネットに接続する事が出来て、
インターネットで離れていても操作出来る。


ポアロで使っていたポットもIOT家電だった。


ポットの電波とタクシーの無線の電波が
干渉して
ポットの蒸気によりケーキが溶けた。


これも全て、江戸川コナン君が解決した。


そして、安室さんはケーキを改良し
新しく半熟ケーキがメニューに加わった。


……ちゃんと公安の仕事もしてるんだよな？？



＿＿＿＿＿＿＿＿



東京サミットが開催される
「エッジ・オブ・オーシャン」。


国際会議場の施設の点検の為
公安警察が集められた。


タブレット端末に映る
施設の設備や内容などを見て
怪しい点が無いか調べていく。



……なんだ？
胸騒ぎがする………



サミットの開催日は5月1日。

タブレットをスクロールすると
施設のガス栓の内容が映し出される。



何なんだ……？
何かが引っかかる……



考えながら歩いていると
国際会議場から降谷が出て来た。

そちらに歩いて行くと
国際会議場の窓が光るのが見えた。


『！？』


咄嗟に降谷の腕を引き、庇う様に抱き締める。

その瞬間、国際会議場が吹き飛んだ。


鼓膜を殴るような爆発音。

爆発による強烈な熱風。


『ぐっ…！』


爆発の衝撃で吹き飛ばされ
背中にガラスや瓦礫の破片が刺さる。


降「っおい！？月影！」


『降谷！！怪我は！？』


降谷の肩を掴む。


降「な！？俺の事より、先ずは自分の＿」


その時、柱がバランスを失い
此方に倒れてくる。


「『！？』」


間に合わない…！！！


柱は煙を上げて倒れた。

ギリギリ、柱は当たらなかった。


此処から離れようと
立ち上がろうとするが足に痛みが走る。


クソッ！！捻ったか！？


すると降谷は俺の腕を肩に回し立たせ、
国際会議場から離れる。


＿＿＿＿＿＿＿＿


近くの人目の無い路地に来る。


『ゔっ……！』


痛みに顔を歪める。
降谷は俺を座らせ、ジャケットのボタンを外していく。


降「脱げ」


『いや…大丈夫だから……』


降「早くしろ！」


渋々ジャケットを脱ぐ。
無理矢理後ろを向かされ、降谷は俺の背中を見る。


降「っ！？」


気配で息を呑んだのが分かった。
かなり酷いらしい。


降「…どうして俺を庇った……？」


『……偶々、近くにいたから』


諸伏との約束だとは言えない。


降「……また、嘘をつくのか(ﾎﾞｿ」


独り言の様に言った言葉を
俺は聞こえないフリをした。




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