煙草の味がした (ページ31)

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Hikaru.

蓮「岩本くん、どういうことすか」

『俺もしらねぇよ、、』

" リーダーの彼女 "

そう言って控え室を出たA

コンビニに行った道中、
そんなタイミングで会うだなんて

誰もが予想していなかった

蓮「岩本くんがそんなこと言ったんですか？」

『言ってねえよ、誰も』

蓮「じゃあなんで！」

辰「めめ、落ち着いて」

蓮「落ち着いてられるわけないっすよ。
岩本くんの彼女なんなんすか？」

佐「めめ、」

目黒が俺にキレていて、
康二とラウールは目をうるうるさせて

他のメンバーは頭を抱えていて

そりゃそうだよな

加入組は瑠夏の存在を、
どうして今こうなったのかも知らないし

言おうとは思うけど
タイミングが難しいんだ

『ごめん、』

ただただ、そう言うしかなかった

蓮「どうするんすか。
3日後、ライブっすよ？大切なデビューライブ。
もしこれでAが出ないって言ったらどうするんすか？」

涼「目黒、縁起でもないこと言わないで」

蓮「でも現にそうなりそうじゃないすか。
なんで6人はそんな平然としていられるんですか？
本心ってことすか？」

違う、違うのに
その先の言葉が出ない、出ない

その時だった

翔「目黒いい加減にしろよ！」

翔太がキレた、目黒の胸ぐら掴んで

翔「俺達にも、色々あんだよ、」

蓮「なんすか、色々って」

翔「言えねぇ」

蓮「は(笑)メンバーなのに？
俺達3人には言えないってことすか(笑)」

" 俺達は仲間外れすか "

その言葉に刺さったのか
翔太は手を離して控え室を出て行った

もうどうすることもできないと思った

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