煙草の味がした (ページ30)

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翔「何、具合でも悪いの？」

「ちが、う、、。本当に、大丈夫だか、ら」

コンビニから泣きながら戻ってきたら
そりゃ誰もが心配するに決まってる

翔「じゃあ何？」

「聞いても、無駄、だよ、、」

翔「は？」

「ねえ、皆んな」

メンバーだけの控室に私の声が響いた

阿「なーに？」

「私って、邪魔？」

佐「何それ！そんなことないよ！」

康「Aがおらなあかんて！」

辰「ねえ突然どうした？
誰かに言われた？それともエゴサ？」

皆んなが口を揃えて、
そんなこと言わないでって言うけど

あんなこと聞いてしまった以上、
それが嘘に聞こえてしまう

「それって、本心？」

涼「A？」

「私がいるとグループが崩れるんだって。
邪魔なんだって。存在が邪魔って(笑)」

蓮「誰？それ誰？」

「誰って(笑)
笑わせないでよ。自分達でしょ？」

翔「はぁ？お前何言ってんの」

隣に座っているしょっぴーが
大声で怒鳴り散らす

「ちやほやされて調子乗ってって。
皆んな口々にそう言ってるんだってね。
私ずーっと一緒にいるのにそんなんこと言われてるの
全く気づかなかったよ(笑)」

泣いているのが馬鹿らしくなって
どんどん笑えてきちゃって

信じてたのが馬鹿みたい

『おい、A』

「何」

『誰に言われたんだよ』

「言ってどうするの」

『其奴言うんだよ、デマ流すのやめろって』

「言えるの？関係壊れるんじゃない？
その人も皆んなみたいに私のことよく思ってなさそうだし」

『今はそんなことどうでもいいから』

そして私は言って控え室を出た

「ひーくんと久し振りに、話したなぁ、、(笑)」

" グループに必要ない、邪魔 "

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