無知な少女は愛を知る【魔法パロ】 (ページ27)

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25話ページ27

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ちゅんちゅん…………と心地よい日差しが差し込み
コンコンコン……とドアがノックされる
まだぼーっとする頭を働かせて起き上がり
服をさっさと整えてドアを開けた

「あ、起きてましたかおはようございます」

『おはようございます……』

薄いミルクティー色の髪の毛に背筋をスっと伸ばした彼はたしかエーミールさん
優しく微笑んでニコニコと私の様子を伺う

『あの、……』

「？」

『昨日は……ごめんなさい、皆さんにその、嫌な気持ちにさせてしまって』

こういう時に使う適切な言葉が分からないA
ぎゅっと服の裾を掴んで目を瞑る
怒られる……なにかされる……それを耐える一心だった

「あぁ！昨日のことなら大丈夫ですよ、こちらこそ……コネシマさんが失礼なことを…」

『え』

「大丈夫です、私は貴方に何もしませんよ歓迎します、ぜひ仲良くしてください…」

目を開ければ優しい表情のままのエーミールさん

「そう、私が今日来たのは昨日言ってた通り少し私とお勉強をしないかなっということで」

『はい、ぜひ……』

「よかったです、では一緒に朝ごはんでも食べに行きましょう脳を働かせるには朝ご飯はかかせません！今の時間なら少し早いし皆さんまだ眠ってる頃です」

では行きましょう、と言ってゆっくり私に合わせて歩いてくれる

「服は朝食の後着替えますか、シャワーはかえってから浴びましたか？」

『えっと、ご飯食べてからはすぐ寝てしまって…』

「そうですか、では朝食をとって1時間ほどしたらまた迎えに行きますね、」

エーミールさんは食堂のドアを開けてくれて
座っててください、といって
なにか白いものを持ってきてくれた

「サンドイッチはお嫌いですか？」

『いえ、食べたことが……』

「あ、そ、そうでしたね！！すみません」

『エーミールさんが謝ることでは』

もくもくとサンドイッチを頬ばればシャキシャキした緑の葉っぱ？や赤いじゅくじゅくしたものが挟まれていて白いものはパンと言うらしい昨晩では出てなかった

『おいしい……この緑のものとか……とてもおいしいです』

「よかった……ここのお野菜は半分程はひとらんさんが育てたものなんですよ、きっとこれは丁度収穫されたものですね、美味しいですね」

よく笑う人だニコニコと微笑むエーミールさんといる今の時間がとても落ち着いてとても和やかに心地よく感じた

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