無知な少女は愛を知る【魔法パロ】 (ページ23)

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21話ページ23

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sha「エミさんにはちょっと難易度高いんちゃう？なんせ童貞やしな！！！！！！」

e「ちょ、！ちょ！？！シャオロンさん！！！やめてください！！！！！」

『どうてい……病、かなにか……ですか？』

shp「シャオロンさんAさんに変なこと聞かせないでください」

sha「ははは！ある意味病かもな！！！」

t「落ち着いて食べれないんですかね＿」

トントンが静止の言葉を柔らかく投げた時だった
カチャン！と大きめの音を鳴らしてフォークを皿の上に置いたのはコネシマで

k「わからんわ」

sha「何がや」

k「なんでこんな女にここまでするのかや魔力もない学もないただのアルビノってだけの女、なんの価値があるんや？」

r「ちょ、こねし、」

k「なぁ、なんの価値があるんやタダのアルビノの人形やんけこれじゃ、なぁ、お前は何ができるんや」

濁ったスカイブルーの瞳を向けるコネシマ
一切の慈悲もない拒絶の眼差しがAに刺さる

『わたしは……』

t「おいコネシマお前が女嫌いなんも重々承知や、でも今わざわざAさんに向けんでええやろ」

k「なんやトントン、お前もこの数時間で絆されたんか？そんなんちゃうやろ、なぁ、顔だけのお人形さんは何ができるんや？御奉仕か？」

r「お前っ！！いい加減に」

『なんでも、なんでもします』

がたっと席を立ってコネシマを見つめるが威圧に負けそうになりカタカタと手が震える

『い、痛いことに耐えることは慣れてます
叫んだり泣いたりすることもあるけど……その、我慢は得意なんです、ごほうし？が何かは私にはわからないですが……何でもします、なんでも…博士に人が喜ぶことも教えてもらいました、それで、それでいいなら、』

ぴりっとまた静まり返る
緊張で冷や汗が垂れて震えが止まらない
博士のことを思い出してまた声が震えた

『お願いします少しの間でいいんです、もう少しだけここで、私に学ばせてください、もう、望みがないんです助けたい人がいるんです…今の私じゃ、私、じゃ、ぁ、』

涙が溢れてと自己嫌悪に陥る
何も言わず相変わらずの冷たい視線を向けるコネシマさんの目と合わすことが出来なくて
グルッペンさんのことも見つめることが出来なかった

私のせいでまた…

『すみません……あの、本当に、ご馳走様でした…』

重いドアを開けて自分の部屋へ引き返した
耐えれなくなったあの空気から逃げた
私はまた1人で逃げた