31話 ページ2
プルプルプル
恵「お疲れ様です。」
恵「新田さんですか、聞きたいことあるんすけど」
新田「手順っすね。
藤沼さんは八十八橋の上には行ってないっす
肝試しは橋の下で行われたっす。」
恵「下なら虎杖も行きましたよ」
新田「多分上から降りちゃダメなんすよ。
呪霊が結界内にいるなら手順は大事っす。
夜に、下から、それからもう一つ…」
(思い出してる)
恵「術式を付与した領域を
延々と展開し続けるのは不可能だ
となるとこの結界は少年院の時のような
未完成の領域だ」
A「助かったね。帳無しでもいける」
野薔薇「…自分の話をしなさすぎ」
悠仁「だな」
A「えっ!なんで…」
恵「 はぁ〜〜」
野薔薇「ここまで気づかないとは、
まじでテンパってるのね」
悠仁「別になんでも話してくれとは言わないけどさぁ、
せめて頼れよ。友達だろ。」
恵「……津美紀は…寝たきりだ」
恵「この八十八橋の呪いは、被呪者の前にだけ現れる。」
恵「本人が申告できない以上…
いつ呪い殺されるかわからない」
恵「だから今すぐ払いたい」
恵「でも任務の危険度が上がったのは本当…(はいはい
野薔薇「もう分かったわよ」
悠仁「初めっからそう言えよ」
A「…感情で動いたことは本当だけど、
2人で行って勝てる見込みはあった。
でも、守れるほど余裕があるかわかんないし
無事に帰れる保証はないよ。」
野薔薇「Aまで言うのね。
私らだってそんな弱くないわよ。
自分のことくらい自分で守れる」
悠仁「まぁ呪術師やってれば
命の危険が無いこと自体がほとんど無いしな」
新田「夜に下からそれからもう1つ、
峡谷の下に川があるかも」
新田「川や境界を跨ぐ、
彼岸へ渡る行為は呪術的に大きな意味を持つっス」
(思い出してる)
(川を……渡る)
ビリビリッ
ドンッ
ゴロゴロゴロゴロ
呪霊「ぴぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
A「こいつが😡」
悠仁「出たな」
野薔薇「払い甲斐がありそうね」
28人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:霊梨 | 作成日時:2022年8月1日 14時