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その後、七海さんとは別れ、五条さんと悠仁君とも別れ、1人で先に高専に向かった。
今日は例の姉妹校交流会。京都校の方たちとは初めて対面する日。無論、私なんかは関係ないのだが。
何せ、生徒として参加しない。これほどまで不必要な私の情報なんて、あちら側も知るだけ損だろう。
穏便に、怪我なくいくといいな、なんて思っていれば、高専に着いた。
「あっ、Aさーん。こっちこっち」
「遅せぇぞバカ」
「すみません…」
謝れば、伏黒君が「別に遅くも無くないですよね」なんてボソッと呟く。
それを無視した真希さんは高らかに私に告げた。
「私らが京都のヤツらボコボコにしてるとこ、見たいだろ?」
「う、うーん…皆さんがご無事なら、それで」
「おかか。すじこ明太子」
「いや、勝つところまで見てろ、だってよ」
狗巻さんの言葉を翻訳してくれたパンダさん。そのセリフに、応援をしたくなった。
「…はい!頑張ってください!」
そう会話を繰り広げていると、数名の人影が現れて、そちらを向く。
「おい、来たぜ」という真希さんの呼び掛けに、姿をバッチリ捉えた。
ロボットのような方。ガタイのいい方。真希さんに似ている方。糸目の方。魔女のような方。青髪の方。
思わず、コスプレ集団みたいだなんて思った頭の回転を打ち消した。
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作者 - 紅葉さん» 弐の方にもコメントしてくださっていたんですね!気づくのが遅れてしまってすみません!読んでくださってありがとうございます! (2021年2月24日 22時) (レス) id: abf4ad4153 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 五条先生の創作アルバム怖いですね……最後のセリフで「ヒェッ」ってなりました……。面白いです! 真希さんのツンツン具合がまた好き……続き読んできます (2021年2月22日 8時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - ゆうなさん» わっ、本当に申し訳ございません…。修正させていただきました!今後も当作品をよろしくお願いします! (2021年2月6日 23時) (レス) id: abf4ad4153 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな - いつも楽しく読ませて頂いています!あの、22話くらいから、名前変換ができなくなっている気がします。華瑠→華琉になっているからだと思われます!此方の不具合でしたらすみません…これからも応援してます!! (2021年2月6日 11時) (レス) id: 3ecb08afbf (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2021年1月26日 23時