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「…君はね、その呪いを断ち切るべきだよ」


「呪い?」


「親からの期待が重圧と言える大きさになってしまったなら、ね」


五条さんは、私と両親の関係を、呪いと言った。その言葉はストンとしっくりくる。


「まっ、どぉぉぉぉしても親の期待に答えたいなら強制はしない。出来る限りのサポートをする」


「……ありがとうございます」


人に相談したのは、いつぶりだろうか。なぜクラスメイトがよく相談するのか分からなかったけれど、今になればわかる。

手の内を明かしてでも、誰かと痛みを共有したかったんだ。


「でも僕は〜やっぱりいてほしいな〜」


「あはは。私も、もっとここにいたいです。ここに来たのは軽率な判断だったかもしれません。五条さんに借金してでも大学に戻るべきだったかもしれません。でも、今が1番楽しいなって」


「…いいんじゃない?」


















それから、私は間を空けて両親に連絡を取ることにした。

母にすぐ決断を伝えれば、何をしでかすか分からない。探偵でも味方につけるかもしれない。

だから、自分の納得する答え方を模索しながら、並行して任務遂行をしようと思う。


「悠仁君、だいぶコントロール出来るようになってきたね」


「そう?なんかめっちゃ出力上げられっぱなしでさぁ。ほら、ここ殴られた後」


「ほんとだ…保冷剤はいらない?」


「へーき!自然に治るよ」


ニカッと笑う悠仁君。すると、人形が勢いよく頬を殴った。


「いってぇ!?」


「が、頑張れ悠仁君!」

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作者 - 紅葉さん» 弐の方にもコメントしてくださっていたんですね!気づくのが遅れてしまってすみません!読んでくださってありがとうございます! (2021年2月24日 22時) (レス) id: abf4ad4153 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 五条先生の創作アルバム怖いですね……最後のセリフで「ヒェッ」ってなりました……。面白いです! 真希さんのツンツン具合がまた好き……続き読んできます (2021年2月22日 8時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - ゆうなさん» わっ、本当に申し訳ございません…。修正させていただきました!今後も当作品をよろしくお願いします! (2021年2月6日 23時) (レス) id: abf4ad4153 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな - いつも楽しく読ませて頂いています!あの、22話くらいから、名前変換ができなくなっている気がします。華瑠→華琉になっているからだと思われます!此方の不具合でしたらすみません…これからも応援してます!! (2021年2月6日 11時) (レス) id: 3ecb08afbf (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2021年1月26日 23時

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