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28話 ページ29

『お腹すいた…』


五「起きて第一声がそれって女としてどうなの?」


『五条君…何でここにッ!?』


五「俺の部屋だもん。」


『そっか…私あのまま気絶して。』


Aが窓の外を見れば真っ暗になっていた。


『今何時…?』


五「午後7時。」


『ん?』


五「昨夜気絶してからずっと寝てたんだよ。お前。」


『ひえぇぇぇ!五条君とせっかくの北海道を…なんともったいない事を…』


ガクリと肩を落としたA。


『って事は五条君はどこで寝たの?…まさか隣でっ!?』


期待したような目で自分を見るAに冷静に言葉を反す五条。


五「いや、僕は姫乃宮の部屋で寝たよ。」


五条が言えば、すぐにベッドを抜け出そうとするA。


五「何してんの?」


『今なら五条君の匂いを感じれるんじゃないかと思って。』


五「大人しくしてろよ、病み上がり。」


起き上がったAの肩を軽く押せばいとも簡単に倒れた。


五「それじゃ本題。」


『あ”っまだわき腹がッ…』


五条が切り出せば、わざとらしく布団をかぶるA。


五「んなわけないでしょ。綺麗に治ったよ。」


『まさかっ…私が寝ている間にっ』


五「僕はそこまで女に不自由してないよ。」


『いやっ!そんな言葉キキタクナイっ!』


五「メンヘラか。」


『私の気持ち知っててあんな事…酷いわっ!』


五「何もしてねーだろ。頭の中お花畑なの?」


被っていた布団を剥ぎ取る五条。


『いやぁー!スケベ―!』


五「いい加減にしろよ?」


『あら。怒った顔も素敵。』


五「姫乃宮と話してるとマジでペース乱されるな。」


するっと目隠しを外して眉間に手を当てる。


五「お前は目隠し外した方が好きなんだっけ?」


露わになった目でAを見下ろせば、ポッと頬を染める彼女。


『ず…ずるい…』


五「もう見ちゃったし、隠した所で意味ないと思うけど?」


『でも…バレたら五条君が。』


五「僕がやられると思ってるの?」


『もしもって事があるでしょ?』


五「バレなきゃいいんでしょ?それにその目が覚醒してる事、誰にも言ってないんじゃない?」


『うーん…』


五「姫乃宮。」


『何?』


五「僕と2人だけの秘密作らない?」


『ハイ、ゼヒ!喜んでー!』


五「ちょろ。」


『もうちょろくてもなんでもいい。五条君と2人だけの秘密…一生興奮できる。』


ふんふんと鼻を鳴らして興奮していたAだったが、落ち着いたのか五条に向き直った。

29話→←27話 side 五条



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タン塩(プロフ) - ファニー☆さん» ファニーさん!嬉しいですー!こちらこそ本当にありがとうございます!申し訳ないなんて言わないでください(;_:)コメント頂けると本当に励みになります(*'▽')!執筆頑張りますのでよろしくお願いします<(_ _)> (2021年3月2日 21時) (レス) id: d74646fb38 (このIDを非表示/違反報告)
ファニー☆(プロフ) - また書き込んで申し訳ないですが……毎回毎回読む度に心鷲掴みされて仕方がないくらいハマっています(笑)本当にありがとうございます(。´Д⊂)笑 (2021年3月2日 6時) (レス) id: b49809007e (このIDを非表示/違反報告)
タン塩(プロフ) - ファニー☆さん» 初めまして(^^)コメントありがとうございます!とても嬉しいです!今後もファニーさんに楽しんでいただけるよう頑張りますので、よろしくお願いしますm(__)m (2021年1月24日 11時) (レス) id: b435baf74f (このIDを非表示/違反報告)
ファニー☆(プロフ) - 初めまして(^^)今までにない設定もので面白いです!果たしてどうなるのか!?展開が楽しみです♪素晴らしい作品ありがとうございます! (2021年1月24日 6時) (レス) id: b49809007e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:タン塩 | 作成日時:2021年1月21日 1時

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