『咲き乱れ恋の華』【学パロ】 (ページ45)

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第４４輪:女の子の日ページ45

あの後、Aはジョルノと分かれお互いの家に帰った

「はぁ…疲れた…」

Aはため息をついてはボーッと天井を眺めていた

この気持ちの正体は一体…

すると下腹部が微かに痛み出しAは何か悟ったのか急いでトイレへと向かった

そして翌日…

「Aが来ませんね」

「WRY…何かあったのか…もしかしたら…」

DIOはジョルノにある一言を言えばAの家の合鍵を急いで受け取りAの家のドアを開ける

するとそこには苦しそうにお腹を抱え込みながら倒れてるAの姿が…

「A？ベッドに戻りましょう」

「じょ…るの…」

Aを軽々と持ち上げてはAの部屋へと向かいベッドに寝かせては湯たんぽを入れてあげ渡してあげる

「体の調子はどうですか？」

「お腹痛い…腰痛い…吐きそう」

余程痛いのかあるいは情緒不安定なせいなのかポロポロと涙を流して泣き始めた

ジョルノはソッと頭を撫で、涙を掬ってあげる

「今日はずっと僕が側にいますから安心して下さい」

「うん…ごめんね…ごめんね」

どうやらAには女の子の日が始まったらしい

たまに酷いぐらい痛みに悩まされる月があるらしく、それをあらかじめAから聞いていたDIOはもしかして…と悟ったのだ

今でも痛いのかAはベッドの上で疼くまりながらジョルノの手を強く握っていた

Aの手の力からAはどれぐらいの痛みに耐えているのかジョルノは実感していた

「A薬は？」

「まだ…飲もうとしてたら…あそこで…」

「分かりました…持ってくるので少し待ってて下さいね」

ジョルノはAの名残惜しそうな手を優しく退けては急いで下に降りて行った

Aは離された手をしばらく眺めては痛みに耐えるため拳を作る

そして階段が登る足音が聞こえAはゆっくり起き上がる

「持ってきましたよ」

コップと薬を両手で持ちジョルノはAにソッと渡しゆっくりと飲ませる

「ごめんね…ありがとう」

「いえ…さぁ冷えるといけないんであったかくして下さい」

「うん…あ、ジョルノ」

「はい？」

「手…握りたいの…」

珍しく弱気で甘える姿にジョルノは内心嬉しそうにしながらもそれを隠すように優しく笑いAに目線を合わせるように膝をつく

「えぇ…気が済むまで握ってて下さいね」

それを聞きAは安心したかのように手を握り返し眠りについた