『咲き乱れ恋の華』【学パロ】 (ページ39)

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第３８輪:親子喧嘩ページ39

そして、またブチャラティに喧嘩を止められ、渋々仲直りすることに…

「と言うか、俺たちの学校もあるからな」

「何がです？」

「何って体育大会」

「え！？」

ブチャラティ以外の5人は声を揃えて驚いた

こんな教師がいるのかすら分からないぐらい教師の影が薄い学校にまさかの体育大会を実施させる権力があったのだろうかと…

「ちなみにそれっていつだよ！」

ナランチャは興味津々にブチャラティに聞く

「もうすぐだと思うぞ。確か来週の日曜…」

ジョルノはそこで勢いよく立ち上がっては冷や汗をかいていた

「どうした？ジョルノ？」

「今度こそパードレ達が来るのを阻止しなければ…」

どんどん顔を青ざめては、風の如く急いで帰って行くジョルノ

その姿に周りはなんとまぁ哀れな瞳で見つめていた

「た、ただいま…」

「ジョルノォォォォ！！」

ドタドタと足音を鳴らしてはこちらに向かって来るDIO

まさか…まさか…と嫌な予感は的中した

「来週の運動会、行くぞ！！」

一足遅かった

ジョルノはガクッと肩を落とす

「来ないでください」

「なぜだ？」

「とにかく来ないでください」

「だから、なぜだと聞いとおるのだ」

「パードレはいつも僕の友達を巻き込むからです」

そこは否定できないのか言葉を詰まらすDIO

「私自身が行きたいのだよ」

「来ないでください」

ジョルノは何回もしつこく聞いてくるDIOにイライラしたのかついカッとなってしまう

「だから…あなたがくると僕は恥ずかしいんですよ！！目立つし！！うるさいし！！！」

ジョルノはしまった…と顔を上げてDIOを見ると、DIOの瞳と表情はとても傷付いていた

「あ…パー…ドレ…」

「そうか。それはすまなかった。」

そう一言だけを残してはDIOはジョルノから去る

思ってもいない事を言ってしまった

あのDIOでも、さすがに応えたのかジョルノの前では必要以上の会話をしなかった

その時、ドアがガチャっと開く

「お邪魔しまーす。DIOパパ～ってあれ？ジョルノ？」

ドアを開けたのはAだった

ジョルノの様子が変だと気付いたAは、ジョルノの話を聞こうと靴を脱いだ

「とりあえず、何があったか教えて？」

「…」

ジョルノは部屋に案内しては、先程の出来事を話す

Aはジョルノから目を離さず「うんうん」と相槌を打ってあげる

そして話し終えた頃にAは口を開いた