『咲き乱れ恋の華』【学パロ】 (ページ22)

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第２１輪:契約ページ22

「ジョルノ！おはよ！」

いつも通りの朝にAは今日もジョルノを迎えに行っては、一緒に登校する

さり気ない会話をしながら学校へと向かっていく

会話しているうちにあっという間に着きAはジョルノに手を振り行こうとした時、ジョルノに手を掴まれた

「ジョルノ？」

「A…昨日のことでちゃんと言えなかったですが、僕はAから離れません。

だから、そんな風に悩まないで下さいね」

真剣な表情で話すその姿に、Aは胸の憑き物が落ちたかのように感じた

「ありがとう…じゃあ行ってくるね！」

「うん…行ってらっしゃい」

少しお互いの仲が深まったかのように思える

「って事がありました」

ジョルノは早速、5人の中で1番まともなブチャラティに相談した

「よかったじゃないか！今度桜見に行くんだろ！」

「はい…ですが、どこがいいのか未だに掴めなくて…」

「確かに…そろそろ散り始めてるだろうしなぁ」

2人でうーんと頭を悩ませてはなかなかいい決断が降りてこない

「難しいですねー」

「そうだなー」

「電車に乗るんですが、いいとこがありますよ」

後ろから突然、意見を出してきたのはフーゴだった

「それはどこですか！？」

「えーっと、確か電車で1時間半のとこですよ、ほら」

フーゴはスマホの画面を見せるとジョルノはキラキラと子供のように目を輝かせてはすぐさま計画を立て始めた

「まぁ、ジョルノ頑張れ」

「応援してますよ」

2人の応援にジョルノは微笑んではお礼を言う

だが、この事はDIOとミスタとナランチャには言えないなと考えていた

言ったら絶対付いてくる

なんとしてもそれを阻止したい

ジョルノはあるとこに電話してはすぐさま荷物を取りその場を後にした

「俺の力を借りたいのか」

「はい…どうかあのパードレを止めて欲しいのです」

ジョルノがわざわざお願いしに行ったのは『空条』と表札が建てられた家の主人

空条承太郎だった

「確かにあのバカ野郎は、絶対付いてくるだろうな」

「間違いないです…なのでどうか承太郎さんのお力であのバカパードレを締めといてくれないかと…」

「見返りは？」

ジョルノはバン！と机にあるチケットを置けば承太郎はそれを受け取りジッと見る

「これは…」

「パパさん限定のお子さんと遊べる遊園地チケットです。これで娘さんとご一緒に…」

「確かに受け取った。後のことは任せろ」

契約完了。