検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:6,949 hit

放課後の教室 ページ36

その日の放課後、清彦は上田に教室に残るよう、言われた。教室に残っているのが二人だけになったとき、上田が口を開いた。
「お前、推薦なんだろ?」
清彦は驚いた。このことは誰にも言っていなかったからだ。しかし、事実は事実だ。
「はい、そうですけど・・・」
「ふざけんな!」
清彦が言い終わらないうちに、上田の怒声が教室に響いた。清彦はただ驚くばかりだった。なぜ、自分が推薦になっただけでこんなに怒っているんだ?上田はなぜ、自分が推薦だということを知っているのか?清彦の言いたいことがわかっているかのように上田は続ける。
「推薦はこの俺がなるべきだった。いや、ならなくてはならない!俺は小さい頃から家庭教師を何人もつけ、ピアノもやっていた。なぜ、お前みたいな貧乏人が推薦なんだよっ!」

理不尽→←視線



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
作品ジャンル:純文学, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぬっきー(プロフ) - 凪沙さん、ありがとうございます!まだまだ小説については、わからないことだらけですが頑張ります!読みに来てくださりありがとうございました!お互いに頑張りましょう! (2017年4月26日 19時) (レス) id: ebeb50a988 (このIDを非表示/違反報告)
凪沙(プロフ) - ぬっきーさん、読みに来ました!清彦君の成長物語なんですね!バッドエンド...ということで、幸せそうな清彦君に何かが起こるのか...とドキドキします(つД`)お互いに更新、頑張りましょうねっ! (2017年4月26日 1時) (レス) id: 69c3a15575 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:怜桜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kazu-kazu/  
作成日時:2017年4月22日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。