視線 ページ35
「お父さん、お母さん、ありがとう」
「いいえ。頑張って先生たちに応えなきゃね」
「うん、僕、頑張るよ」
この時期になってくると、みんなの様子が変わる。変わる、といっても何通りかあるのだが。ある生徒は机にかじりついて一心不乱に入試対策の問題集を解き、ある生徒は自分の将来を考え・・・。そんな中で清彦も入試対策を進めていた。授業も、演習が多くなった。
「じゃあ、この問題の答えと解き方を近藤、頼む」
「はい」
清彦は、黒板へと歩を進める。そして丁寧に解き方と答えを書いた。
「よし、正解だ」
そう、清彦は鋭い視線を感じていた。席についてからも、視線を感じる。清彦もさすがに気になり、周りを見回した。こちらを睨んでいるのはクラス、いや、学年で一番のお金持ちの家の息子、上田だった。いかにもお金持ち、と言う雰囲気だ。清彦は、なぜ上田が自分を睨んでいるのかわからなかった。その授業は、上田のことを気にしているうちに終わってしまった。
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ぬっきー(プロフ) - 凪沙さん、ありがとうございます！まだまだ小説については、わからないことだらけですが頑張ります！読みに来てくださりありがとうございました！お互いに頑張りましょう！ (2017年4月26日 19時) (
レス) id: ebeb50a988 (このIDを非表示/違反報告)
凪沙(プロフ) - ぬっきーさん、読みに来ました！清彦君の成長物語なんですね！バッドエンド...ということで、幸せそうな清彦君に何かが起こるのか...とドキドキします(つД`)お互いに更新、頑張りましょうねっ！ (2017年4月26日 1時) (レス) id: 69c3a15575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜桜 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kazu-kazu/
作成日時：2017年4月22日 7時
