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「ねーちゃん遊ばない?」

きらりと光るバッジ、思い出の国の住民にもこんな奴がいたとは。

『急いでるので』


こうなったのは少し前。

私はエーミールの寝る場所を用意し、後に色々なことをやった。
今日は忙しかった為、日中は来れず真夜中に思い出の国の扉を開いた。
それが間違いだったことも気づかずに。


このペースで2人は間に合わないという気持ちが先走ってしまい、
意地でも毎日ここへ来ると決めていた。

そしてリナリア図書館へ行こうとする道中ナンパのようなものに合い
今足止めを食らっています。


『しつこいんですけど』


こいつら顔がいいからって調子乗ってんな。
でも走って巻けば大丈夫。

走り出し、追ってこない奴らを見て楽勝だなと気を緩めた瞬間


「ざんねーん」


足首に巻き付く包帯のようなものが私を捉えた。
そうここは思い出の国、いわば擬人化が沢山いるところだ。
変なことが起きてもおかしくない。

そしてまた悪い人がいることも。


足止めを食らった私は逃げる事などできず、
離れた距離から何かを浮かす男たちが見えた。

それがなんだろうかと目を凝らす隙もなく私の方へ飛んでくる。

ふとそれを避けるが自身の腕とかすり、そこを見ると可愛らしくもない物騒な液体。
認識してしまえばその部分がじんじんと痛む。

真横を横切り男達のもとに帰ったものをじっと見れば、
いかにもおもちゃのようなカッターナイフが浮いていた。


包帯が逆らう私の足を動かす。
前へ、前へ。


近くなるにつれてはっきり見えるカッターナイフ。
でも足は止まってくれずこのまま行ったら首に刺さって死ぬだろう。


9、8、7。


見える男たちの目は私を玩具として見るように。



6、5。



それはまるで無知な子供の残酷さ。





4。





死へのウェディングロード





3



2_____

きっと単純→←2人目



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ひつまぶし - 続き気になりすぎて夜しか寝れません!!!更新待ってます! (2023年2月10日 13時) (レス) @page33 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
さなくさ - シャオさんの不人気ネタがこんな良い話になるとは、、、!鬱軍団ええっすね。しょっぴさんがおかんみたいな雰囲気がたまらんです。 (2022年1月19日 21時) (レス) @page31 id: 37c7f9211e (このIDを非表示/違反報告)
ソロ - うわぁ、好きすぎてなんかヤバイ(?)大先生が電話してた、ハミサちゃんはマジ天才だと思った、作者さん天才。 (2021年12月19日 10時) (レス) @page25 id: 78401eb32b (このIDを非表示/違反報告)
西園寺麗奈(プロフ) - 初コメ失礼します、うぽつです!!とっても面白いです……これからも応援してます…! (2021年12月10日 17時) (レス) @page19 id: 187d02f989 (このIDを非表示/違反報告)
尊敬なるさえ子様(プロフ) - え?好きです (2021年12月4日 21時) (レス) @page11 id: 8684885a5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ZOZOZOZOーん | 作成日時:2021年11月27日 18時

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