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「随分話が逸れてしまったね。悟は私を赦す、と言ってくれたよ」
「……赦す、ですか」
「あぁ…君は、本当に父親に似てるな」
「…知ってるんですか？」
「昔殺されそうになったかな」
「……はぁ、」
「…君たちには、悪い事をしたと思っている。だが、すまない。ほとんど覚えていないんだ」
「んえっ！？覚えてない？？」
素っ頓狂な声を上げた虎杖を釘崎がつついた。
釘崎は未だに先程の夏油の話が引っかかっていた。そんなにアイツが大事なら、なんで呪詛師なんかになったのよ。
聞いても答えてくれないことはわかりきっていたが、気になって仕方がなかった。だって、あんなに嬉しそうに笑うじゃない。何で、なんでよ。あの世界の歪み様を、平和な世界で実感した。
「乙骨までは記憶にある、と言っても顔は覚えてないんだが、あいにく私はそこで悟に殺されていてね、はは」
「殺…された…、？？」
殺された？？は？？？じゃああの渋谷にいた夏油は誰なんだ。はてなマークを浮かべる三人を他所に夏油は優雅に出されたお茶を啜っていた。
何を聞きに来たんだっけ、あぁ、そうだ、ヒーローになった理由か。
夏油は伏黒の方を見た。考えすぎてキャパオーバーした釘崎と虎杖を呆れながらも世話する伏黒を、見た。まあ、そうだよな、理由なんてそんなものだろう。
一緒に居たいから。そう思って何が悪い。
「今度は悟も連れてこよう。そしたら仲直りでもしなさい」
「なっ…喧嘩じゃねーし！！…あ、やべ」
咄嗟に出てしまった己の暴言に釘崎は思わず固まってしまった。殺される、と思ってしまうのも仕方がない。
「…ふ、悟はめちゃくちゃに面倒くさい性格だからね。これ以上拗らせない方がいい」
「…わかってますよ。…つーか、そちらの用はいいんですか」
「あぁ、君たちを見てたら分かったよ」
「……」
よく分からないが、いちいち詮索する必要も無いだろう。夏油を玄関先まで送ろうと伏黒は腰を上げた。
いつか、この人たちに近づけた時、聞こう。呪詛師夏油の生い立ちを。いつか教えて貰おう。何を見て、何を感じてきたのか。いつか、教えて貰えるだろうか。四人がバラバラになってしまった、その理由を。
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更新停止にさせてしまい申し訳ございませんでした(土下座)(土下座)(土下座)
待っててくださる方がいて本当に嬉しいです最後まで楽しんでください°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
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く - また戻って来ちゃいました…！！本当にいつ読んでも面白くて飽きません！！この小説が大好きです！！ (3月26日 11時) (
レス) id: 2886bd5eaa (このIDを非表示/違反報告)
a - 何回も読み返してしまうほど設定がしっかりしていて解釈の仕方が納得できたりしてしまう程大好きな作品です更新待ってます (3月22日 5時) (レス) @page41 id: 125b1c80a3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - え、おわり？？？え？？ここで？？？え (3月14日 0時) (レス) @page41 id: a785fb42c2 (このIDを非表示/違反報告)
甚嘉 - このお話とても大好きです！私はさしす組推しなんですが、夢小説ではよく硝子さんだけ距離を感じるものが多くて…だけど、この作品は4人の友情が綺麗に描かれていてとても惹き込まれました。これからも頑張ってください！ (2月16日 21時) (レス) @page41 id: c9696c8440 (このIDを非表示/違反報告)
r(プロフ) - この作品大好きで大好きで…初期の頃からずっと追いかけてました…久しぶりに見たら更新されてるなんて…夢中で読みまくりました、、更新ずっと待ってます…作者さんの書く作品が大好きです (1月13日 18時) (レス) id: 892520834f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ずんだもち | 作成日時：2021年6月11日 21時
