4人増えた2 ページ9
ズイ1「いやいや、あの！！そんな事してる場合じゃなくないですか？」
……。
ズイ1「呑気に喧嘩してくれても構わないですけど、今は今後のことを考えた方がいいんじゃないですか」
ズイ2「そうです、よね……私達の存在って…」
ズイ3「…そうだよな。急に増えたってことは、急に消えちまうかも知れないのか？」
ズイ4「僕たち消えちゃうの？」
「…そっか」
ズイ1「どうしましょう…」
ズイ5「We are one of the personalities in Zuimobuko's heart. It is an existence created by dividing deep psychology.」
ズイ1「多分、英語のズイさんは、私と貴方が決めればいいことだって言ってます」
「ズイさんと、私、ですか」
ズイ2「私たちは、ズイさんの心の中にある、いつもは出てこない人格なんだと思います。ズイさんを見ていてそう感じました」
ズイ3「俺以外のズイは許してねぇけど、なぜかお前と戦う気にはならねぇ。」
「ズイさんの、心の中の人格…」
ズイ4「よく分からないけど、ズイ兄ちゃんとA姉ちゃんが決めたら僕は何でもいいよ」
ズイ1「ほんと、ですか」
「急に増えてびっくりしたけど、消えちゃうのは悲しいかもなぁ」
ズイ5「me too」
ズイ1「…こんな英語話せる人格持ってたんだなぁ」
ズイ4「やだよぉ、まだ消えたくないよ」
ズイ3「でもよ、俺らは元々いちゃいけない存在なんだろ。そこは切り替えて腹括るのが男だろ」
「そうだね、お別れは悲しいけど、絶対忘れない。
心の中に帰るだけだし、また会えるよ！」
ズイ2「そうですね」
ズイ3「あったりたえだろ！！」
ズイ4「また遊ぼうね」
ズイ5「It is a device to cure tooth decay」
育ちのいい高貴なズイさん。
喧嘩っぽい熱いズイさん。
子供みたいな可愛いズイさん。
英語のズイさん。
そして、
みんながが集まって出来てる、
私の大好きなズイさん。
「またね」
ズイ達は頷いて空を見上げた。
吸い込まれそうな青と包み込む白。
彼らは空へと消えて
消えて…
消えて…
「…全然消えないな、長い長い」
ズイ1「あっ、そういえば消え方、分かんなかったでしたね」
「え、じゃあ」
ズイ2「ちょっとだけ体が透明になってる気は、したんですけどね」
ズイ3「俺様が消えるわけがねぇんだ！！そうだよな！！！」
ズイ4「お砂遊び再開〜！」
ズイ5「If we remain as it is, the real Zui will disappear.」
ズイ1「はは、当分は一緒かも知れないですね」
「…とほほ」
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作者名：子供ch | 作成日時：2020年10月15日 21時
