89.じゃあね。 ページ47
気づけばシャルは既にヘリに乗って
おり、座席から私に手招きしている。
フィンクス「じゃあなオメェら。
次は8月30日、ヨークシンで。」
シャルナーク「ああ。」
フィンクス「A。」
『え？』
さて私もヘリに乗ろうかとした
所で、フィンクスに引き止められた。
振り返ると、そこには照れくさそうに
後頭部をかくフィンクス。
その隣にいるフェイタン。
フィンクス「…また会おうぜ。」
フィンクスからの思わぬ言葉に、
私はすぐに答えを返せなかった。
一拍置いて、私は口を開く。
『あ…あら、フィンクス。もしかして
私のこと認めてくれたの？』
私が聞けば、フィンクスは鼻で笑い
フィンクス「ﾌｯ…まあ、そうなるな。」
と。そしてフェイタンも
フェイタン「まあ…また会てやらないこともないね。」
と続けた。
シャルナーク「おーい、早くー！」
ヘリに乗り込んだシャルが、
私を呼ぶ声か聞こえる。
『はーい。』
私はシャルに一つ返事をし、
再びフィンクスとフェイタンの方に
向き直る。
『…じゃあね二人共。殺したい人が
居たら、三割引で請け負うわよ。』
それを聞くなり、彼らは呆れたように、
どこか愉快そうに笑った。
私はそれを見届け、２人に手を振ると
ヘリに乗り込む。
よどみなくシートベルトとヘッドセットを装着し、窓の外へ目を移す。
間もなく、ビルの屋上が離れ、フィンクスとフェイタンが小さくなっていくのを見た。
私達がいたビルの下には、救急車やパトカーが集まり、銃を持った人々が忙しなく動いているのが見える。
ヘリが飛び立ったのだ。
目的地に向けて。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 294人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
杏(プロフ) - 萌伽(/・ω・)/さん» わぁ(^^)読んでくださってありがとうございます！ (2018年4月23日 23時) (
レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
萌伽(/・ω・)/ - おんにいいぃぃぃぃぃいああ(( なんでこんなにすごいとよ() ('-' ) (2018年4月23日 15時) (レス) id: a230e5531a (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - しゃるなあくさん» ありがとうございます！これからも宜しくお願いします(^-^)/ (2018年4月7日 17時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
しゃるなあく - やば、おもろ（≧∇≦） (2018年4月7日 15時) (レス) id: 3513cc92b6 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます！！嬉しいです(^^) (2018年4月3日 8時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：杏 | 作成日時：2018年3月14日 21時
