62.帰宅×ガーデニング ページ18
『ふぁぁ…』
ゼノ「寝不足か、A」
『うん、まあね。ゼノ爺なにしてるの？
朝から徘徊とか辞めてよ』
ゼノ「散歩じゃ。そこまでワシもボケとらんわ阿呆。」
『冗談だよ。うちの一族は長生きだから
ボケの心配は無い無い。』
天空闘技場から飛行船でほぼ１日かけて
帰宅した私。現在、時刻は午前9:30。
飛行船内で睡眠は取ったものの、
寝心地が良いとは言えず、結局質の悪い
睡眠となってしまった。
現在、朝の冷たい空気でも当たって
目を覚まそうと、庭の花の手入れをしている最中なのである。
ゼノ「お前さんが植物好きとは知らんかったな。しかもそんな看板まで建ておって。」
そう言ってゼノ爺が指さしたのは
�爐靴茲Δ砲� へ。
この かだん はキルアとAで せわ を
するので みず は やらないで くだ さい��
と書かれた小さな看板だった。
幼い子供でも読める様に書かれている。
これは私が、昔 幼いキルアのために
書いたもの。
��A姉！オレも がーでにんぐ したい！��
と
(結局キルが三日坊主となり、私が世話をしているが)
『ゼノ爺、ありがとね。
キルに会えたのも、ゼノ爺のおかげ。』
私はしゃがみこんで、花にジョウロの
水を浴びせながら、ポツリと言った。
ゼノ「…どうだった。キルは。」
ゼノ爺は私の隣に座りこんで、花を
間引きはじめる。
『元気そうだった。』
ゼノ「針は」
『多分、まだ入ったまま。』
ゼノ「そうか。」
それ以上の会話はなかった。
ジョウロの水が空になったのを確認し、
ジョウロをかわいた地面に置く。
私は花にそっと触れる。
花についた水滴が指の腹に吸われていくのを
じっと眺めながら、呟いた。
『…お腹、空いたな』
ゼノ「…お前さんだけじゃ。飯を食っと
らんのわ。ほれ、もう行け。」
『うん。分かった。』
私は立ち上がると、服についた土
を軽くはらって歩き出した。
長時間太陽に照らされる中作業
したからか、思わず立ちくらみがする。
私はなるべく木陰を通るようにして、
室内に戻った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 294人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
杏(プロフ) - 萌伽(/・ω・)/さん» わぁ(^^)読んでくださってありがとうございます！ (2018年4月23日 23時) (
レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
萌伽(/・ω・)/ - おんにいいぃぃぃぃぃいああ(( なんでこんなにすごいとよ() ('-' ) (2018年4月23日 15時) (レス) id: a230e5531a (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - しゃるなあくさん» ありがとうございます！これからも宜しくお願いします(^-^)/ (2018年4月7日 17時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
しゃるなあく - やば、おもろ（≧∇≦） (2018年4月7日 15時) (レス) id: 3513cc92b6 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます！！嬉しいです(^^) (2018年4月3日 8時) (レス) id: 884d6b5516 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：杏 | 作成日時：2018年3月14日 21時
