行方不明・3 ～喪われたもの～【歌い手】 (ページ26)

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天「62話！」l「やけど」αク【【ゴァベス】】ページ26

貴方さいど。

※まだ異空間です

こ【nqrseさんの話を聞いた限り多分暴走原因は精神崩壊だね。】

う「Aが封印されたのがよっぽどショックだったのかよ」

貴『だったら精神を安定させたらいいのか…』

ま「ヤンデレになってなかったら良いけど」

だね

貴『んー、じゃあ戻るわ。』

ス「先輩！これ！宇宙探査で使った通信機！まだ使えるんで一応持ってって！」

貴『りょー』

スグルから通信機をもらって異空間から出る。

よし、さかたんには見られなかったな。

そのまま進んでいくと、崩れ落ちて泣いているさかたんを見つけた。

貴『さかたん！？』

泣いてる姿も可愛いとかなんやねん。←

するとさかたんはこっちに気がついたようで。

坂【A…！？】

貴『ぐぇっ』←

なんかぎゅーの力強くない！？めっちゃ強いんだけど！！いたいよ！？背骨砕けるよ！？ねぇ！？←

坂【よかったぁ…ｴｸﾞｯA、ﾋｸｯ急に、いなくなる、から……】

ありゃ～

坂【1人にしないで……】

んー、可愛い！

貴『大丈夫。もう1人にしないよ』

優しく背中をポンポンと叩く。

坂【…ほんと？】

やっと離れてくれたさかたん。

ただ、一瞬さかたんの瞳が妖しく光った気がして……

坂【ねぇ。】

貴『え？』

“ボクのものになってよ”

じゃらっ

背筋がぞくっとしたと思ったら、

気がつけば首輪と手錠、足枷が付いていた。

貴『え……』

さかたんはにっこりといたずらっぽい笑みを浮かべた。その笑みには恐怖すらも覚えた…

やっぱヤンデレになっとるー←

駄菓子菓子！

え？誤字ってる？

あ、ほんとだ。←

だがしかし！

オレを誰と心得る！

オレは！

破壊神だ！

貴『ふん！』

パキン！

坂【え……】

ごめんね。

坂【やだ…やだやだやだやだ！】

なんか巨大な炎の玉できてるー←

貴『さかたん！』

坂【くるな！もう…懲り懲りなんだ！大切な誰かを失うのも…！置いていかれるのも……！】

やばい…熱気が！

貴『こちら宇都宮！応答求む！』

ス［こちらスグル！どうしましたか！！］

貴『全員出撃求む！さかたんの精神がさらに崩壊し始めた！』

そ［りょーかーい］

すると異空間が開いてみんなが出てきた。速！！

う「…坂田」

貴『多分さかたんはね。寂しかったんだよ。みんなに置いていかれたって。』

う「…誰が坂田を置いて行くかよ！！」

貴『みんながオレのことを忘れてる間、さかたんだけがオレの記憶の中に置いていかれたんだよ』