検索窓
今日:2 hit、昨日:12 hit、合計:176,763 hit

ページ14

─────
───





…ゾムくんが私と話したかったから、という理由で
私をここに呼んだから、ゾムくんと話すのは
もちろんなわけで。

私がずっと無言でいると、ゾムくんの方から
話しかけてくる。



ゾ「A暇じゃないん?ずっと無言で
  座っとるけど」

 『ううん、大丈夫。見てるの楽しいし、
  ここの人たち顔良いから見てて飽きないもん』

ゾ「そんな顔良いか…?まぁもし顔良くても性格
  やばい奴ばっかりやからあかんねんけど」

 『でも、知ってるよ私。毎回登校の時に
  女の子たちにキャーって言われてるの。
  やっぱり生徒会の人ってモテるんだね』

ゾ「んー…まぁせやな。グルッペンとか人気
  すごいもん」

 『ぐ、ぐる…??』

ゾ「わからへんのか…あのーそこにおる金髪のやつ。」

 『あ、もしかして生徒会長さん?』

ゾ「そうそう!!あいつすごいねんでー、歩く
  だけで男子も女子も叫んでるねん。お前ら
  そんなすごいもん見とるんかっていう」

 『ふふ、でも生徒会長さんはなんか違うん
  だよね。気迫?っていうのかな、カリスマ
  があるっていうか』



まぁ私は別に歩いてるだけでキャーとかは
言わないけどね、と言うと、ゾムくんはそれが
普通なはずやねんけどなー…と笑いながら言った。



シャ「そういやさ、ゾムとAって仲良いやん、
  もしかして、付き合ってるん?」



それを聞いた何人かが、ペンを止めてこっちを
見たり、顔を赤くしている。



 『へ?…いやいやそんな事ないよ!!』

ゾ「せやぞ、俺フラれてんからな!!」

 『ゾムくんも堂々と言う事じゃないと
  思うんだけど…』

シャ「ふーん、付き合ってへんねんや。以外やわ。
  Aとかゾムから告白されたら普通に
  OKしてそうやもん」

 『…まぁ、今ならOKするかも。ゾムくんの事、
  好きだしね』

ゾ「へ?」



瞬間、さっきまで書類に向かっていた視線が
すべて私の方に向いた。

ゾムくんはといえば、頭を抱えて混乱している。



 『…なーんてね、冗談だよ。あんまり
  気にしないで』



そう言うと、何人かは安心して、何人かは
そのまま書類へ視線を落とした。

シャオロンくんたちはゾムくんをからかっていた。

…楽しそうだなぁ。

その後しばらく謎の恋バナ大会が開かれた。

たまに耳を塞がれちゃったから何を言ってたか
あんまり覚えてないや。

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (294 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
961人がお気に入り
設定タグ:wrwrd , zm , 学パロ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

瑞稀(プロフ) - い、いいところでね?!?!悲しみ… (2021年5月25日 1時) (レス) id: 503fd2a4ac (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 終わってる…!?www なんでやねん!w (2021年3月5日 23時) (レス) id: 53cc08d6c4 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉 - 完 結 し て る (2021年3月3日 7時) (レス) id: 4450df5064 (このIDを非表示/違反報告)
暇人な名無し(プロフ) - 待って、複雑です...!そしてzmニキのそれは勘違いであって欲しいんですが!?!? (2020年12月4日 21時) (レス) id: d7b6c8461a (このIDを非表示/違反報告)
RE:0096(プロフ) - 知り合いのお兄さんが刑事.....あっ() (2020年11月25日 14時) (レス) id: 6a54b9078c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちょこ | 作成日時:2020年9月11日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。