占いツクール
検索窓
今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:410 hit

歌への愛5 ページ13

歌手が舞台に立つ。ピアニストは相変わらず緊張気味だったが、真っ直ぐ譜面を見て、鍵盤に手を置いた。
歌手がピアニストに目線を送る。ピアニストはそれを受け止め、小さく頷いた。
それから二人で呼吸を合わせたところで、ピアノの前奏が紡がれる。一音一音、丁寧に新しい糸を紡いでいくように繊細に。哀愁漂うメロディラインは先程歌手が歌っていた曲と通じるところがある。
流れるようなスムーズな進行。けれど、速いとは感じない。例えるならば、小川が静かに目の前でさらさらと流れているようなものだ。どこか、涼やかさも感じられた。
歌手はそんな小川のようなイメージに合わせてか、水色の柔らかい透け感のある布を幾重にも重ねたドレスを纏っていた。透け感といっても、そこに厭らしさは感じない。むしろ清楚で、清涼感を醸し出している。きっと、彼女だからこそ、そう感じるのだろう。

歌への愛6→←歌への愛4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
設定キーワード:はなむけ , バー , 大人テイスト   
作品ジャンル:純文学, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:九JACK | 作成日時:2019年10月25日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。