悪夢課全員出撃【悪夢課】 (ページ5)

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悪夢課４【狩真都雅羅】ページ5

「遅くなってごめんなー、みんなおまたせ。」

ドアを開けて入ると

「いや、大丈夫だ。まだ君で五人目だよ。」

「そっか、ならよかった。」

「それはなにかな？」

だらは俺の持っている紙袋を指差した。

俺「あ、これフルーツタルト。よかったら食べてくれ。そのチーズケーキには到底及ばないけどな。」

そのチーズケーキ絶対高い……

そんなことも知らずに

手作りして持ってきてしまったぁぁぁ！！！

今すぐタイムマシンにでも乗って

ノリノリで作り出す前に俺を止めてやりたい……

「お、こっちも負けてないな。」

だらはいつの間にか俺の作ったフルーツタルトを

机のど真ん中に置いていた。

「これはどこの店のかな？」

せつはなにも書いていない箱を見ながら

聞いてきた。

「な、なんでだよ。」

「いや、これも並んで買ってきたのかと思って。でも、店の名前が無いんだよ…」

「だってそれ店のじゃねぇもん。」

「えー！？どゆとこ！？」

急にセーラが聞いてきた。

「だから、そのチーズケーキにはかなわねぇって言ったろ？そのタルトは俺の手作りだ。」

「す、すごいですね･･･」

横からうたが覗き込んできた。

「食べてもいいかな？」

「どうぞ。」

「いっただきまーす！」

「いただきます。」

「これは美味しいよ。」

「本当か？」

せつがそう言ってくれてなんだか安心した。

「がらはんパティヒェむいへふよ！！」

モグモグしながらそう言ってくれたセーラだが、

「食べながら喋るな。」

「そうだよ。」

だらとせつに怒られてた。

「また今度なんか作ってくるよ。」

「楽しみです。」

そんなたわいもない会話をしていると

ドアの方から足音が聞こえてきた。