Narr 自覚のない【ズィーベン】 (ページ30)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:20,518 hit

Unconscious ページ30

高木も、いのちゃんも、大ちゃんも来た

『…いいだろう』

ソイツは俺を蹴り飛ばす

hk「おっとっと…」

in「大丈夫？

今、縄切るからね」

いのちゃんは後ろに縛られた縄を切る

『…祈祷の時間だ。

あぁ【ズィーベン】様。

この汚れた世の中でのあなた方の行動に賛美を捧げます』

急に座り込んで祈祷を始める

ar「…今のうちに」

hk「待て、近寄るな。

アイツ…下手したら硫酸を持っているかもしれない」

tk「硫酸⁉︎」

『あぁ…【ズィーベン】様の声が聞こえる。

…わかりました、あなた方を殺した薄汚れた警察どもを殺します』

tk「え…今、殺すって言った？」
　

hk「あぁ、言った」

tk「やばくない⁉︎」

hk「元殺人課。

なんとかしろ」

tk「いや、関係ない!!」

その間にも近づいてくる

手にはあの瓶が

yb「それ以上来るな!!

来ると撃つぞ」

薮が拳銃を向けるも構わず進んでくる

…薮の拳銃を持つ手が震えている

もしかしたらあの時のことが思い浮かんでるのかもしれない

その時、俺たちの隣を誰かが通り抜けた

hk「え…」

ar「ち、知念⁉︎」

知念はまっすぐアイツに向かう

in「馬鹿!!」