Narr 自覚のない【ズィーベン】 (ページ28)

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Unconscious ページ28

yb「お疲れ様です」

in「お疲れ…薮⁉︎」

伊野尾の声に大ちゃんと高木もこっちを見る

tk「え…なんでここに？」

yb「光のお見舞いに行ってたら爆発があったから来た。

無理はしないから」

俺は現場に近寄る

yb「…爆弾の形式は？」

ar「時限爆弾。

だけど、それくらいしかわからない」

yb「いや、それがわかるだけでも大きなことだ。

…つまり、犯人は現場にいなくても爆弾を仕掛けることができる」

in「防犯カメラを今から解析しようと思うんだ。

…ちなみに死者は」

yb「なんとなくわかってる。

【ズィーベン】信者だろ？」

tk「違うよ」

yb「違う…？」

in「死者はいないんだ」

死者がいない？

そんなことが今まであるのか？

in「その代わり、パソコンが置いてあってね…指紋は残念ながら期待できないけど書き込みがしてあった」

伊野尾は写真を見せてくる

yb「『【白蛇】に告ぐ。

【ズィーベン】はこれからもお前を殺す。

何度でも、自分を見つけ出すため』…なるほどね」

これは【白蛇】への宣戦布告ってわけか

その時、スマホが着信を告げた

…どこからだ？

yb「はい？」

『病院の者です!!

あの…病院で人質事件が!!』