【東方project】東方変加妖・弐【男主】

六十七の刻 ページ22

その頃上空では

霊「・・・」

魔「・・・」

二人「うわぁ…」

魔「絶対何匹か死んでるぜ…」

霊「あの時がだいぶましだったなんて…」

魔「投げても普通バウンドしないよな？」

霊「・・・・・・妖怪だから・・・ワンチャン？」



地上

冴「逃がさへんで！」ガシッ

妖怪「グギャ！？」

また妖怪を持ち上げたとき、ふと目に大きな巨木が見える

冴「オォラッ！」ブンッ

妖怪を木の幹に投げつける

冴「食らえやぁ！」ガスゥッ

幹に叩きつけられた妖怪に豪快な前蹴りが決まり、幹と前蹴りのプレスが決まる

このとき後ろはがら空きで、一匹の妖怪が勝機と思ったが故襲いかかる

だが、それをギリギリで避ける

妖怪「ギャッ！」ﾄﾞﾝｯ

幹にぶつかり跳ね返った所を掴み肩に担ぐ

冴「おおおぉぉぉぉ！」ダッ

そして幹に向かって走り出し

冴「くぅらえぇい！！」

ドゴォッ!!

頭部を幹に叩きつける

冴「でぇぇやぁ！」ブンッ

そして無慈悲にも地へ投げつける


上空

魔「あの一匹、背骨逝ったな…」

霊「まだましでしょ…。今のなんか頭部絶対逝ったわ」

魔「本当にアイツ(神速)妖怪か？同種族にも容赦がねぇ…」

霊「知らないわよ…」


地上

“素手の戦い方は大体覚えた。”

冴「そうか。でもまだぎょうさんおるで？」

“後半分は……(ｽｷﾏ)こいつでやってくれ。こいつでの戦り方、見せてくれよ？”

冴「それ使て後半分やな？任せとき！」ガシッ

冴島が両の手で重そうに掴んだもの、それは幻想郷ではあまりみられないもの、バイクだった

冴「どりゃああ！」ブンッ

如何にも重そうなバイクを軽々しくスイングする

一部の敵が悲鳴を上げる間もなく吹き飛び倒れ伏していく

まだ食らっていない妖怪が襲いかかるが

冴「フンッ」ドンッ！

バイクで押しつけ倒れさせる

そこでバイクを振りかぶり

冴「どりゃああ！！！」ブンッ！

妖怪へ叩きつける

妖怪の骨は勿論、叩きつけたバイクまでもが砕け散った

冴「神速はん、半分片づいたで」

“あっという間だな。お疲れさん。しばらく休んでてくれ」

冴「おう。言葉に甘えさてもらうで”

「さぁ、てめぇら……死にてぇ奴だけかかってこい！」

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