Two's company (ページ36)

今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:246,954 hit

３６ページ36

※時間が飛びます
ーーーーー

２か月後

紫耀くんと出会って、2か月が経った

あっという間の時間で、

気付いたら、2か月が過ぎとった

紫耀くんと俺はますます仲が良くなり、

休日に一緒に遊ぶこともしばしば…

海人さんとも少しは仲良くなり、

休み時間、俺らの教室に、入ることを先生に許可をもらって

入り、たまに、話したりする

そして、今日は、紫耀くんとショッピングモールに行く

ほんまは、人混み怖い

なるべく避けたい、

行きたない、

せやけど、

俺には、紫耀くんがおる、

1人では怖かったことが、

紫耀くんと一緒に居ることで、怖さを感じることが減る

紫耀くんに出会えて、ほんま、嬉しいで…

そんなことを思いながら、

俺の家に紫耀くんが来ると言うから、

紫耀くんを待つ

すると、

家のインターホンが鳴る

インターホンを見てみると、

少し息を切らした様子の紫耀くんが居った

走ったんやろうか…？

まだ、俺ん家来る予定時間10時になっとらんけど、

まぁ、ええや

なんて思い、バッグを手に取り、

玄関の扉を開ける

紫「あ、廉！おはよう！あれ、おはよう？ｗ10時っておはようなの？ｗ

　まぁいいや！早く行こう！」

廉「紫耀くん、おは、よう…？こんにちは、なんかな…？

　今日は、よろしく、な…？」

玄関の扉の鍵を閉め、紫耀くんに挨拶

そう、俺は、なんとか、

敬語をやめて、紫耀くんだけには、タメで話せるようになった

俺がタメで話したとき、

紫耀くん泣いちゃって、

やっぱり、いやだったんかな…？嫌われてもうたかな…？

そう思っとったら、紫耀くん、

俺がタメで話してくれて嬉しいって言ってくれて、

それから、途切れ途切れではあるけど、

タメで、少しずつ、話せるようになっていった

まだ、周りの人たちにはタメで話せんけど、

紫耀くんには安心して、タメで話す

紫耀くんが来て、

俺は自分でも驚くほど変わった

自分を責めまくる毎日

やけど、

自分を責める回数が減った

まだ、毎日自分を責めることはやめられへんけど、

一日に自分を責める回数が減った

そして、俺は、どっちかと言うと、

雨より、晴れの方が好きになった

自分を照らしてくれる太陽が、

導いてくれる太陽が、

太陽みたいな存在の紫耀くんが

好き＿＿＿＿＿＿

そりゃあ、まだ、雨は、好きやけどね…？

俺の手を引き、

楽しそうに足を進める紫耀くんの大きな背中に

着いていくように、俺も足を進めた