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紫耀side

廉にもう大丈夫かと尋ねる

俺から視線を外せないように廉の顔を固定する

不安そうに揺らぐ廉の目

絶対大丈夫じゃないことは確定した

でも、廉の表情的に、

「辛いでしょ?」

とか聞いたらいけないだろうな。そう思った


しかも、ここは教室でみんなが居る

もっと言えない状況だと思い

そこで廉とは話すのをやめ、

廊下で待っている隣のクラスの友達へのもとへと駆けていった

?「おい、紫耀。」

紫「なんだよ、じん」

こいつは俺の友達、神宮寺勇太

2−2 海人と一緒のクラス

2−1に岩橋玄樹っているんだけど、どうやらその子と付き合ってるらしい

別に男同士とか女同士の恋愛とか引くわけでもないから

普通に2人のイチャイチャ話を聞ける


神「お前、廉くんに顎クイしただろ、そういう仲なのか?」

紫「あぁ、あれ、顎クイって言うの?知らなかった(笑)

  そういう仲ってどういう仲?」

神「そういう仲って言うのは、恋仲かってこと!(笑)」

紫「恋仲…?いやいやいや、違う違う違う!
 
  ただただ、廉に聞きたいことがあっただけ」

神「へぇ…(笑)」

紫「なんだよ」

神「いや、なんでも?(笑)

  まぁ、この国民的彼氏様がいつでも相談に乗ってあげますからね!」

自信ありげにそう胸を張って言うじん

そう、じんのあだ名は「国民的彼氏」

どこがそうなのか分からないが、

いつの間にかそのあだ名がじんに付いていた

俺が知らないだけで、じんはそういう面があるのかなぁ

まだ仲良くなって3日だし

なんて思ったり

紫「その自信ありげな雰囲気やめろよなぁ。
 
  まぁ、いざとなったらよろしくお願いします」

神「こちらこそ」

なんて不思議な会話をして、2人で笑い合う

もう授業が始まるという事で、俺らは別れた

自分の席に座ると廉が顔を上げ、

窓の外の雨を見る

雨、そんなに好きなんだ…

「自分を綺麗にしてくれそうだから…」

みたいなこと言ってたっけ、?

今日、廉がたくさん泣いた、辛い事と関係あるのかな?

なんて思っていると先生が教室に入って来、

授業が始まった

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作者名:鈴蘭華 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年4月29日 0時

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