Two's company (ページ13)

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紫耀side

朝、廉と電車で会えるかなと思っていたが、

廉は乗っておらず、

少し早めに行ったのかな？なんて思いながら学校へと足を進める

学校に着き、クラスのみんなに挨拶し、

自分の席に着く

早く来ていたのかなと思っていた廉は居らず

遅刻…？

と思っていたら、

先生がやってき、学校生活の始まりを告げるチャイムが鳴る

廉、遅いなぁ、

俺が来たのは、学校が始まる数分前

だから遅く来るなんてことはない

席にも居ない、

廉が来ないことを不思議に思っていると、

先「今日は、永瀬、お休みだ。
　平野、ペア活動の時は、前の3人に混ぜてもらってくれ」

紫「え？あ、はい！！」

廉、休み…？

体調崩した…？

大丈夫かなぁ？

俺がここまで廉と仲良くしたがるのは、

特に理由はない

だけど、あの駅での出来事、

あれは運命の出会いとしか思えない

俺とは真逆で引っ込み思案な廉と仲良くなるのは
すごく時間が掛かるだろう、

だけど、

駅で会ったこと、

同じ学年なこと、

同じクラスなこと、

隣の席なこと、

運命以外何も言えない！！

絶対仲良くなるんだ！！

その一心で話しかける

だけど、廉は俺が誘うと一瞬嫌そうな顔を必ずする

だけど、俺は絶対めげない！！

ただの俺の感だけど、

廉は元々あんなくらい性格じゃないはず、

なにか、過去に辛い事が…

俺が絶対廉を救ってみせる！！

なんて事考えてたら、いつの間にか1時間目授業は終わっていた

「紫耀～、話そうぜ～」

少し離れたところから、俺を呼ぶクラスメイト

紫「おう！」

廉のことを気にしつつも、俺はクラスメイトと休み時間中たくさん話した