【文スト】喫茶うずまきの新人店員です。

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さて、今私は教室の前にいる。

今日から此の学校に転入するんだよな…ドギマギとしながらも廊下で呼ばれるのを待つ。



先生「榎本さーん！入ってきてー」


お、呼ばれた。

そして廊下から教室のドアを開け、一歩踏み出す。





『榎本Aです。好きなものは珈琲ですかね』

簡単な自己紹介をし、担任が口を開くのを待つ。



先生「じゃあ、HRは質問タイムでどうぞ！」



軽いな担任。一寸心配になってきた。

彼女が担任で本当に大丈夫なのだろうか。軽い、軽すぎる。





『あ…じゃあ、質問ドーゾ‥』


皆が此方を見ているので耐えきれなくなり皆に質問を振る。ある意味皆に全振りした。





「好きな食べ物って言ってたけど、嫌いなものはー？」


『うーん……特に無いけど、強いて言うなら肉かなぁ？』


ええー美味いのにー？などという声が上がる。うるさい。嫌いなものは嫌いなんだよ。




「ハイ！彼女居ますか？」

・・
彼女って…


『うーん、ゴメン私は女ね。彼氏は居ないよー』

ま、男用の制服着てるし…中性的ってよく言われるし……しょうが無いか。

私は彼氏と言う部分を強調して言い、手で丸を作って見せる。


……女子の耳をつんざくような悲鳴に近い声が耳に入ったのは、聴こえてないことにしよう。うん←

第一私は女にモテても嬉しくない。





その後もいろんな質問を食らったが、全て上手くかわした。





『あの‥先生？私の席は…』


あれ？担任寝てないか？あ…起きた。


先生「あ…ああ‥席は谷崎さんの後ろね」


さては担任、誤魔化すの得意だな？


そしてご丁寧に、谷崎さんが手を上げてくれる。優し。



うわ…すご…背筋が綺麗な90度。



谷崎ナオミ＿＿＿＿第一印象：優等生。




ナオミ「谷崎ナオミです。宜しくお願いしますわ！」


お嬢様口調か、丁寧だね。




『うん、宜しくね。谷崎さん』






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


次回、その後の話。

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