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??「あ”ー...ようやっと喋れるとこ迄来れたわ」
『んぇ、?』
優しく揺られる感覚と
コネシマさんの優しい匂いを感じながらうとうとしていると
急に知らない人の少し掠れた声が聞こえて思わず声が漏れる
...でも、私の上の方から聞こえたから、コネシマさん、なのかな、?
??「すまんすまん、急に声出すからびっくりしたやろ...あ、そやったわ、俺がコネシマや」
どうやらやっぱりコネシマさんのだったらしく
本当に知らない人じゃなくてよかった、なんて安心した私がいた
コネシマさんは声が出しづらいのか少しだけ乾いた咳をしていて心配になっちゃう
kn「さっきから心地好さそうに俺に体を預けとるけど寝とるんけ?」
『ぁ、ぃや...おきてます、』
kn「呂律回ってへんやんけ、ほんまかわええ奴やなぁ」
スッと目元にあった手が退けられて
こっちを見下ろすコネシマさんが見えたと思うと頬を優しく撫でられた
なんだかそれがとっても心地良くって、思わずコネシマさんの手に擦り寄った
kn「...自分がこれからどんな所に連れてかれるかもわかってへんのに呑気に擦り寄ってきてほんまかわええわ」
『...どこに連れてかれるかはわかんないですけど、それでも、みなさん、とっても優しい人たちばっかで、こわくないから...』
少し悲しそうな顔して私の顔を覗き込むコネシマさんの言葉に
ぽやぽやして録に言葉の出てこない頭で考えた言葉を吐き出してみると
コネシマさんは一瞬、びっくりしたような顔をした後
もう一度少し悲しそうな顔をしたあと、
そぉか、なんて声を漏らしてまた私の目元を優しく覆った
kn「まだ、目的地まで結構時間あるから寝とってええで、」
『ねむくないんで、ねませんよ、』
kn「その感じ、眠いんやろ。...無理せぇへんで寝ろや。...今までは、後のこと考えて生活しとったっぽいけど、これからは今のことだけしか考えへんでええから」
少し冷たい、だけど暖かい言葉を投げられて
そうしよっかな、なんて考える
どこに連れてかれてるかなんてわかんないけど、
コネシマさんの言う通り、今のことしか考えなくていいかな、なんて思って
大丈夫、鬱さんも言ってたんだから、
これから行く所は全然大丈夫だって、
だから、だいじょうぶ...
kn「もううとうとしとるわ...」
syp「ほんまっすね、口少し開いちゃってかわええ...」
何か話し声がしてるけど
そんなの気にしてる余裕はなくて
私は完璧にコネシマさんに身を委ねた
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喘息ですっ★(プロフ) - ちょい。〜最近kpopはまり中〜さん» そう言ってもらえて嬉しいです...!ありがとうございます、!!! (2月18日 21時) (レス) @page14 id: 2d8eabd04b (このIDを非表示/違反報告)
ちょい。〜最近kpopはまり中〜 - あぁ泣きそうになってきた...唯一の心の拠り所の作品です。いつもこの作品を読むことで楽になります。ほんとにありがとうございます! (2月18日 11時) (レス) @page22 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
黒無(プロフ) - こちらこそっ。いつも読ませていただいてます。ほんとありがとうございます! (2月13日 21時) (レス) @page22 id: b5626f3054 (このIDを非表示/違反報告)
喘息ですっ★(プロフ) - 黒無さん» 泣かないでください...!いつもお疲れ様です...!!!読んでくださりありがとうございます! (2月13日 20時) (レス) @page16 id: 2d8eabd04b (このIDを非表示/違反報告)
黒無(プロフ) - あぁ、あれ?涙が止まらないなぁ(泣)なんでだろ。 (2月13日 17時) (レス) @page9 id: b5626f3054 (このIDを非表示/違反報告)
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