▽ ページ12
.
zm「もう荷物持ったからええで！」
ut「あいよー、じゃあ、Aちゃんはそんまんまシッマに身を委ねとったらええから」
家の中からゾムくんの声がしたと思うと
鬱さんに急にそんなことを言われてどうしていいのかわからなくなる
怖い、どこに連れてかれるんだろう、
kn「...」
そんな事を思っているのが伝わったのかコネシマさんは
私を見たと思うと、スッとゾムくんの方を一瞬見た
すると、ゾムくんが近づいてきて、私の手を握った
zm「あー、怖がっとるん？...大丈夫やで、大丈夫、これから行くとこは怖いもんなんか一つもあらへんから、体の力抜いて、俺らに任せとったらええよ」
優しい声でそんなことを囁かれて、
なんだか、若干、落ち着けた気がした
出てき始めていた涙は、ゾムくんのおかげで落ち着けたからかこぼれ落ちなかった
zm「ん、落ち着けたみたいやな...」
em「じゃあ、ショッピさんは起こさなくていいですね」
zm「そやな」
ゾムくんに続いて家の中からショッピさんを抱っこしたエーミールさんが出てきてそんな事を話す
落ち着けなかったら、ショッピさん、起こすつもりだったのかな、
ci「じゃ、行きましょっか！」
ut「ん、...あー、シッマ、Aちゃんの目元、手で優しく覆える？」
kn「...」
鬱さんにそんなことを言われたコネシマさんは
また、少しだけ私を見て
ゴツゴツした男らしい手で、私の目元を覆った
ut「そう、そんな感じで...強く抑えへんようにな、頼むわ」
コネシマさんの指の隙間から光が入ってきてほんのり明るい視界
ぽーっと見つめていると、
目を閉じろ、とでも言うように優しく目尻が指でとんとんっと叩かれて
慌てて目を閉じた
もしかして、目、開けてたのバレてたかな、
目を閉じたことで暇になっちゃって、耳を済ましてみると
少し後ろの方でチーノさんとゾムくんの話してる声が聞こえてきた
zm「ほんまになんも説明せぇへんでええん？」
ci「まぁ、バレた時に話せばいいことですし、今はええやろ」
なんのことかは分かんないけど
何か話していて、
その後からは声が聞こえなくなっちゃった
ut「あ、そぉそぉAちゃん、あっち行った時にな、ちょっと見た目が怖い奴もおるやろうけど全然大丈夫やからね。...今から行く所におる奴らはみんなAちゃんのことだぁい好きやから」
横にいるであろう鬱さんから柔い声でそんなことを言われて
何にも分かんないまんまとりあえず頷いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 866人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
喘息ですっ★(プロフ) - ちょい。〜最近kpopはまり中〜さん» そう言ってもらえて嬉しいです...！ありがとうございます、！！！ (2月18日 21時) (
レス) @page14 id: 2d8eabd04b (このIDを非表示/違反報告)
ちょい。〜最近kpopはまり中〜 - あぁ泣きそうになってきた...唯一の心の拠り所の作品です。いつもこの作品を読むことで楽になります。ほんとにありがとうございます！ (2月18日 11時) (レス) @page22 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
黒無(プロフ) - こちらこそっ。いつも読ませていただいてます。ほんとありがとうございます！ (2月13日 21時) (レス) @page22 id: b5626f3054 (このIDを非表示/違反報告)
喘息ですっ★(プロフ) - 黒無さん» 泣かないでください...！いつもお疲れ様です...！！！読んでくださりありがとうございます！ (2月13日 20時) (レス) @page16 id: 2d8eabd04b (このIDを非表示/違反報告)
黒無(プロフ) - あぁ、あれ？涙が止まらないなぁ(泣)なんでだろ。 (2月13日 17時) (レス) @page9 id: b5626f3054 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
